かつて通っていた中学校、の夢
車を運転していた。
現在、所有しているものではなく、免許を取って初めて買った車だった。懐かしい。
かつて通っていた中学校のそばを走っていた。しかし、現実での出身中学校の四角い校舎とは違い、何となく牧場のような雰囲気がする建物だった。
校舎の屋根の緑、壁の白を、塗り替えているところらしい。塗り終えたところは色鮮やかで、塗装のための養生ビニールシートがあちらこちらに貼ってある。
校舎の一角が、プラスチックのリサイクル工場になっていた。
白衣を羽織った、おそらく理科の教師らしき人が、徐行している僕の車に近付いてきて、コインを使ったマジックを披露する。
消えたコインが、あらぬ方から大量に出てくるのを成功させると、物欲しそうな顔で僕を見つめながら帽子を差し出してくるので、小銭を入れてあげた。