記憶が 夢日記2023.10.18
山道を走る車の中。
助手席に職場の先輩を乗せ、僕の運転で取引先に向かっていた。
細い道から、急に開けた場所に出た。砂利が敷かれて整地されてはいるが、何にも利用されていないようだ。しかも、空き地の先に道は無く、行き止まりだった。
ここが目的地ではないので、引き返すことに。幸い、Uターンするのに十分な広さはある。
車の頭を反対向きにしたところで、どうやってここまで来たのか、道順をすっかり忘れてしまっているのに気付いた。困ったことに、先輩も同様、記憶が消えてしまったという。
とりあえず、ずん止まりの空き地から出る道はひとつなので、ゆっくり進んでみる。
道の左側は、さほど高くはない崖だった。運転席からは見えないが、下に川が流れているようで、先輩は窓から乗り出して覗き込んでいた。良い景色らしい。
しかし、絶景を楽しんだのも束の間、道の分かれ目が現れたので、車を止めた。
同じくらいの幅の、どちらも細い道。引き続き川沿いを行くか、右手の森に登っていくか。
記憶が無いながらも、川沿いは違うんじゃないか、というのが僕と先輩の共通意見だった。