葬儀会場へ 夢日記2024.12.15
勤め先の事務所。
とてもお世話になっている取引先の社長が亡くなったので、上司は全員、すでに葬儀会場へ。後輩とふたりで業務を終わらせ、喪服に着替え、我々も向かう。
事務所内に停めてあったスクーターに二人乗りして行く。なぜか運転する僕の方が後ろに座る。
後輩は相撲取りかというくらいの巨漢だがシートより前、足を置くスペースに尻をすっぽり入れて、スクーターの前面に手足を巻き付けるような姿勢に。乗れたのは良いが、降りられなくなりそう。猫が小さい箱にぴっちり収まる様が思い浮かぶ。
スクーターを走らせて、まずエスカレーターへ。事務所の真ん中にエスカレーターがあるのだ。上りと下りのエスカレーターが床と天井を貫通している。なんとここは、デパートの中。ワンフロアを借りきって事務所にしているのだ。エレベーターもどこかにあるはずだが、今回は下りエスカレーターを使う。
当然、下の階は何かの売り場で、営業中。お客も店員もいる。
何度かエスカレーターを乗り継いで、1階に到着。そこはバイク屋だった。
通路が塞がっていたので、一旦スクーターを降り、邪魔なバイクを移動させる。後輩はやはり身動きできないくらいスクーターにハマっているので、そのままにしておいた。
バイク屋のオヤジが寄ってきて、スクーターのメーター周辺を見ながら、どこ行くんだ、と言う。こっちを見てはいないがほかに客もいない。僕らへの質問だろう。喪服の襟をちょいとオヤジの方へ引っ張りながら、葬儀に出るのだと答えた。
オヤジは行き先に興味があったわけではなく、ガソリン入ってないよ、と伝えたかったのだった。見れば燃料計は、ほぼ空を示している。これでは、どこへ行くにしろ途中でガス欠だ。
40リットルまでなら店にあるから入れるかい、とオヤジ。
葬儀会場まで辿り着ければ良いのだから満タンでなくても、半分、いや1リットル入れたら充分か、などと考えているうちに目が覚めた。