黒い背表紙 夢日記2023.9.30
図書館。
3階の書架には、黒い背表紙に何も文字が書いていない本ばかりが並んでいた。題名も作者名も書いていないし、分類シールすら貼られていない。
一冊、取り出して開いてみると、中身は普通の本だった。教科書か何かで読み覚えのある名作だが、背表紙だけでなく、表紙も裏表紙も無地の黒。外観から内容を推測することはできない。
これだと特定の本を探し出そうとすれば相当に難しいだろう。それとも、題名も知らずたまたま手に取った本を読んでみることで、新たな出会いを促すのが目的なのかもしれない。