クワガタメカ 夢日記2024.3.30
森の中に建てられた施設。
やたらと警備が厳重なところを見ると、何か貴重なものか、危険なものを扱っているのだろう。
僕は警備員のひとりとして、建物の周りの森を巡回していた。クワガタの形をしたメカに乗って。
遊園地のゴーカートくらいの大きさの、機械仕掛けのクワガタである。がしゃがしゃと音を立てて6本の足を動かして進む。速くはない。
人間の警備員のほかに、小型メカが無数に配置されていた。それなどは大きさも形もまるっきり、本物のクワガタと区別がつかないほどリアルな造形だった。
理由は知らないが、並々ならぬクワガタへのこだわりがあるようだ。
無線で侵入者の発見と、場所を知らせてきたので、クワガタメカの最高速度でそちらへ向かう。走った方が速い、と思いながら。
到着すると、警備員たちが人型ロボットの集団と戦っていた。クワガタメカの唯一の武器である、クワで。
相手のロボットも二足歩行に成功した当初のようなぎこちない動きしかできないようだし、こちらのクワガタメカもじれったくなるような速度しか出ず、スローモーションのような戦闘シーンが繰り広げられていた。