DVDの続き、の夢(2022.11.10)
自宅。
風呂から上がり、パジャマを着ようとタンスを開けた。
パジャマに、お札が縫い付けてある。
白い布に、黒と朱の毛筆で何やら書いてある。神か仏か。布製のお札というのもあるのだな。それがパジャマにしっかりと縫い付けてある。
別の引き出しも開けてみると、全ての服に一枚ずつ、大小様々なお札が、縫い付けてあった。まるでアップリケのようだが、まったく可愛らしくはない。お札を付けなければならない理由があるのだろうか。薄ら寒い気持ちがした。
何とはなしに、なるべく小さいお札の付いたパジャマを選んで着た。
妻が夕食の支度をしている。
今日は早い時間に入浴を済ませられたので、晩飯を食べながら、途中になっていたDVDの続きでも観ようかと思い付いた。
架空の世界の国家間戦争を描いた作品だ。観終えたところまでのシーンを思い返していると、映画の世界に入り込んでいた。そして、まだ観ていない続きは、画面を通してではなく、我が身で体験することになった。
戦火はいよいよ激しく、放り込まれた戦場ではそこかしこで爆発やら銃撃やら、騒音が鳴り止むことがない。不思議と僕自身に危険の及ぶことはなかったが、周りを見渡せば死屍累々。描写があまりに生々し過ぎるので、妻に見せても良いものかどうか。
結局、主人公側の国が敗戦するエンディングまで体験して、もとの自宅に戻った。妻の様子を見るに、家の中の時間はほとんど進んでいないようだった。