フードデリバリーと飲食店


#創作大賞2024 #エッセイ部門

私は焙煎珈琲豆販売店を営んでおりますが
午前中に焙煎を終えた後ランチタイムに副業として
フードデリバリー配達員をしています。
その現場から見た「フードデリバリーと飲食店」
についてお伝えしようと思います。
 
フードデリバリーなんていうといかにもモダンぽい?
ですが昭和で言うと「出前」。
「ど根性ガエル」で寿司屋の梅さんがやっていたヤツ。
余談ですがホンダの名車「カブ」は配達用に片手でも
運転できるようにと設計・製作されたとか。
片手運転が法律違反の現代では考えられないですね。
当時はお店の人が直接配達してくれたのです。
 
しかし配達員を個人店が行うのは経営的にも厳しい。
出前を行ってくれる店は徐々に減っていきます。
そんな中、平成12年出前だけを代行するサービス
「出前館」が生まれます。
ロゴの入った配達用バイクにユニフォームを揃え、
研修を受けた社員又はアルバイトが配達を行います。
そんなサービスをする会社は初めてで当初は独占状態。
どんどん全国に契約店舗を増やしていきます。
 
そこに平成28年「黒船」UBER EATSが来航します。
出前館のアルバイトの給料は当時ほとんどそうであった
時間給だったのに対しUBER EATSが画期的だったのは
配達パートナーは配達業務を請け負う「個人」ということ。
さらにアプリをオンラインにするだけで好きな時に好きな場所で仕事をできるというところです。
最初は東京23区や横浜駅付近でなど大都市圏で開始。
平成の終わりに見かけはじめた人も多かったはず。
 
私は令和元年6月にUBER EATS配達員に応募しました。
当時はまず配達員希望者はネットで面接の予約。
次にその後各都県の指定の場所に呼ばれて面接。
面接と言っても予約をした時点で契約は決まっており、
仕事のやり方、主にアプリの使い方を教わります。
面接官とマンツーマンではありますが全部で一時間弱の超短い教育実習。終了後に簡単な試験に合格して終了。
終了後にあの目立つ専用のバッグを「借り」ます。

このバッグ自分が借りた時は違うデザインでした。
バッグは2年毎くらいにデザイン変更されています。
 
研修が終わると即、会場の中から業務開始可能。
さすがにその勇気はなく一旦お店に帰りました。

翌日からUBER EATS配達スタート。
スマホのアプリを起動して「出発」ボタンにタッチ

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焙煎工場さかいち日記

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コーヒーのこと、漫画のこと、野球のこと、電気自動車のこと、自転車のことを中心に身近で起こっていることをつづっていきます。 特に都政にいいた…

東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。 学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。 大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。 その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。 平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。 一番好きなものは漫画。