9月 見えた光と泥沼の現実

こんばんは、ラストパートナー の土岐です。
9月も終わり、10月を迎えようとしています。
もうすっかり涼しくなりました。

9月で高校時代の友人が入社してくれてから3ヶ月経ちました。
ボードメンバーが奈良県の高校時代の同級生3人というのがなんともエモく、仕事というよりかは一つのゴールに向かって力を合わせて突き進んでいる部活動のような感じです。

仕事としては「外国人に特化したHR事業」の運営をしています。
人材不足に悩む企業へ外国人の紹介、入社後のサポート、面接代行などのRPO業務、採用計画の立案から実施まで一気通貫でサポートします。
法務省から外国人の生活サポートに必要な登録支援機関の認可をもらい事業運営をしています。

「ネパールに雇用を生み出す」というゴールに向かって日々がむしゃらに頑張っていますが、問題点は山ほどあります。
ほんとネパールに燃えるこの熱い信念がなければ一瞬で諦めていたと思います笑
それほどまでに日本の会社ではあるんですが、海外とのやりとりが多いので相当精神的にやられます。

やはり日本人と外国人で「時間感覚」や「文化の違い」は一言で説明できないほどの大きな壁があります。

「明日の10時から面接ね」と連絡して”10人中10人来ません”
「面接をキャンセルするときは事前に連絡してね」と言っても1人たりとも事前連絡はありません。

これ・・どこからコミュニケーションを取るのかとか、どこまで許容したらいいんだとか、もう人生がマラソンから障害物レースに変わったくらい違うゲームになります。

そりゃ何十年間、いや何百、何千年と脈々と受け継がれてきたDNAが違うんですから当然です。思っている100倍は深い溝があります。

日本人と仕事をするのがどれだけ恵まれていることなのかを痛感させられる日々が続いています。日本人、優秀すぎ。

それに加え、利益率がとんで良かったり、ガンガン売上を上げられるビジネスモデルでもない。
本当にビジョンドリブンでなければやっていけないし、やってられないよなとも思います。

ただそんなことを言っていても始まりませんし、「ここまでネパールに熱量を持って向き合い、雇用を通して国を変えられるのは自分たちしかいない、僕たちがやらなければいけない仕事である」とも思っています。

できない理由は山ほどあるので”できる理由”を考え続けなければいけません。
しかし、考え続けて行動しても、だいたいうまくいきません。
「人を変えることはできない」とよく言われますが、変わってもらわなければ日本の文化に合わせて働いてもらうことなんて到底できません。

みなさんご存知だとは思いますが日本もすごい変わっている国なので。
「そこまで細かくしなくていいやん・・」ということもよくあります。
仕事が作業に変わり、その作業が義務となり、なんのためにやっているのか、なんの価値があるのかわからないまま、会社に言われたから、上司にやれと言われたから「とりあえずやっている」仕事が多い。

ここは日本人が向き合うべき課題のひとつだと思っています。

そして日本の労働人口不足は元々、金融業界、そしてIT業界にいた僕はあまり感じることはできませんでした。

ただ、現在のクライアントは飲食業、宿泊業、介護業界のクライアントがメインのお客さんです。
これも想像していた100倍以上。人材不足が著しいです。
「日本人どこいった!?」と毎日思っています。

その業界で外国人を雇用すると決めた企業や、すでに外国人を雇用しているところでもギャップに苦しみ、うまくいってない現場も実際多いです。
反面、日本人と外国人をうまく組み合わせ、業務効率や、店舗展開に拍車をかけている勢いのある企業がいるのも事実です。

あ、これからはもっと経営者の器で会社の業績、未来が左右されるんだなと体感しています。
だからこそ、自分の目を鍛える上でも、自らの視座や器も上げていかなくてはいけません。

とそんなこんなで、毎日四苦八苦しながら、会社の銀行残高と睨み合いをしながら事業を前に、前に進めています。
きっとこの時期がいちばん自分を成長させることができた期間だとなることを信じて。

外国人の人材紹介というと「儲かりそう!」や「需要がめちゃくちゃありそうだね」と言われますがそんな簡単に儲けられるビジネスではないです。

HR業界に唯一残された巨大マーケットであることは間違いありませんが、一筋縄ではいかないし、「外国人の人材紹介でいちばん大きい会社はどこか?」と言われてもみんなが出てこないほどまだまだ、黎明期な市場です。

日本で最先端の技術を学んだネパール人が自国で創業をするときの支援をし、連鎖的な雇用を生み出していく仕組みをつくれるように明日からも歯を食いしばって向き合っていこうと思います。
何よりもやりがいがあり、どんな仕事よりも自分と向き合い続け、強く生きることを求められる業界です。

ひとまず、この人生はネパールにフルベットです。
正直、人口増加はそこまで進んでいないし、内陸国であるデメリットなど、張り続けていてもリターンがある国だとはとても言えないです。

ただ、「自分にしかできない仕事である」ということは疑う余地がありません。

来週からは新たなメンバーが2名来てくれます。

ともに一つのゴールに向かって突き進める仲間、どしどし待っています。
一度きりの人生を、悔いのないようにはちきれるくらい生きましょう。
本気で生きても、そうでなくても同じ人生。
だったら本気で生きましょう。
仕事は人生の1/3を占める大事なものです。
楽しい方がいいに決まっています。
そして、何をやるかより誰とやるかが重要だとぼくは思っています。
あと仕事が楽しくなったら人生がより充実することも間違いないです。

楽しい仕事はないかもしれないですが、それを楽しくできるのは自分しかいません。

それでは今年も残り3ヶ月、少しでも会社を前に押し進めれるように頑張ります。
いつも支えてくれる友人や仕事仲間ありがとう。
実現したい世界に向かってお互い頑張っていきましょう!

それではフェリベトウンラ!(ネパール語でまた会いましょう)



もし1億円稼げるようになったらコンビニで100円のおにぎりじゃなくて200円のおにぎりが買いたい