さかぐち

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ハプバーの法的位置付け

ハプバーには、地上でごく普通の社会生活を送っている大人が集う。 あくまでも想像だがパートナーや家族がいる方もいるだろう。 私自身、サークル活動や勉学にも励んでいる模範的大学生だ。 友人は私が一人でハプバーに足繁く通っていることを知らない。家族も同様だ。社会に貢献する「素晴らしい」人間になるよう、大金をかけてくれた両親に知られたら、私は恥ずかしさのあまり家を飛び出すか、勘当を言い渡されるだろう。どちらにしろ家にはいられなくなる。 摘発事例ハプバーは社会的にグレーな立ち位

    • 国際女性デーのデモに参加した後、緊縛された話

      私は自由と平等を叫ぶくせに、縛られたい。 人間の行動は矛盾だらけなんだ。 自由と平等を叫ばせてくれ3/8は「国際女性デー」。男女共にジェンダー平等について考え、行動する日だ。知る人ぞ知る話かもしれないが、性別で行動や選択が制限されることは多々ある。 「生物学的には理解しないでもないが男女2種類しかいない前提の社会制度に納得いかないし性別役割分業なんて高度経済成長期に都合良く作ったものだ」とか多少の時間をくれれば不条理に対する不満をとめどなく言えよう。 だが、ここで言い

      • 二十歳になった次の日、ハプバーに行った話

        2月のある日、私はハタチになった。何も成すことなく産まれてから20年が経過した。 20年間も生きてしまった罪悪感と、まだ何十年も生きなければならないことへの不安に駆られて誕生日を迎えることが憂鬱でたまらなかった。 そんな私が唯一ハタチになることに希望を見出せたのは、「ハプバー(ハプニングバー)」に行けるということ。 私が「ハプバー」の存在を知ったのは16歳の頃、そこは完全な未知の世界で何故か強く惹かれた。そして、その魅力的な空間に足を踏み入れなければならない使命感を抱く

      ハプバーの法的位置付け