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逆子の原因のひとつは胎児の動きすぎ

逆子の原因のひとつは胎児の動きすぎ

逆子の原因のひとつに動きすぎはあります。
なぜなら、動くことで胎児が回転するからです。

胎児が回転する理由

胎児が逆子になったり頭位に戻ったり回転するのは、胎動とスペースがあるからです。それらがあるから回転できます。

胎動とスペースがあれば回転してしまうものです。胎動とスペースがあることは普通のことです。それは悪いことでも少数派のものでもありません。

実は常に胎児はくるくるしているので、妊婦さんの多くは逆子になっています。ほとんどの人は胎児が動きすぎて逆子になってしまっています。

ですが、よく動くことでたまたま勢い余って逆子になっているだけで、逆子はまた回転して自然に治ります。

これは統計でもわかっていることで、ほとんどの逆子は自然に治るとされています。

東原亜希子, 堀内成子, and 山中美智子. "妊娠 28 週以降の骨盤位の頻度と自然回転率." 母性衛生 58.2 (2017): 371-379.

逆子の治る確率がわかる研究

こんなことから、胎児が動きすぎれば逆子になりうるということです。


動き過ぎが原因とされている研究

胎児の可動性が逆子に影響することは研究で発表されている根拠があります。論文では以下の要因で逆子になりやすくなるとあります。

  • 羊水が多い

  • 胎児が小さい

これはどちらもスペースが増えやすくなる要因です。

つまり、胎児が動きやすくなることが逆子になりやすい要因とされているということです。

ここで重要なのは、逆子になりやすい要因というだけで逆子のまま帝王切開になる要因ではないということです。

ここまで動きすぎは逆子の要因になるとお伝えしましたが、逆子のまま産まれる原因にはなりません。

基本的には胎児は動きがいいほうがいいとされています。(逆子ではなく胎児のために)

そして、胎動があれば自然と頭位になります。

胎動が多く動きすぎで逆子のままになるんじゃないかと心配することはありません。


もし動きすぎて逆子が心配なら

もし、胎児が動きすぎてお腹が痛いなら、胎動を減らす方法もあります。

それは母体が疲労をすることです。疲労をすれば自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れれば胎動が減りやすくなります。

仕事をしている妊婦さんは胎動を感じにくい人が多かったり、仕事中は胎動を感じにくい理由は自律神経にあります。

減らしたいと思うなら、疲労をすれば減らすこともできます。

ですが、あまりにも胎動がすごすぎて辛いということでなければ減らす理由はありません。

胎児が動きすぎても逆子は自然に治るので、気にせずゆっくり過ごすことをおすすめします。

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