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【逆子体操 × 効果】逆子体操が逆効果になる理由
昨日の投稿で
逆子体操は逆効果になることがあると
お伝えしました。
今日はその理由をお伝えします。
①逆子体操が逆効果になる理由
②逆子を治すために必要なこと
③逆子を治すためにできること
①逆子体操が逆効果になる理由
逆子体操が逆効果になる理由は、
【母体が疲労をするから】です。
逆子治療に来院した妊婦さんに
「逆子体操は辛いですか?」
と質問をすると約95%が
「辛い」と答えています。
母体が疲労をすると
圧倒的に胎動が減ります。
逆子の胎動が増えるのは
自律神経が整っていて副交感神経が優位の時です。
つまり、母体がリラックスしているときに胎動が増えます。
だから、食事の時と寝る前に胎動が増えます。
母体が疲労をしたら自律神経が乱れてしまい、
興奮状態が続くようになります。
そうなれば胎動が減ってしまい、
逆子は治りにくくなってしまいます。
だから、疲労を改善して自律神経が整えば
逆子は治りやすくなります。
疲労を改善したら胎動が増える根拠として、
マッサージや鍼灸を行い疲労を改善すれば、
必ず胎動が増えます。
これは逆子でもそうでなくてもです。
その理由は、
マッサージや鍼灸を行い母体を刺激することで、
生理学的反応が母体に表れるからです。
(血圧、血流、ホルモンバランスなどなど。)
②逆子を治すために必要なこと。
なので、逆子を治すために必要なことは
【母体の疲労を改善すること】です。
前回の投稿でお話したように、逆子体操には効果がありません。
効果がないもので疲労をして胎動が減ってしまい
逆子が治りにくくなってしまっては
元も子もありません。
もし、何かするなら
疲労をするものではなく、
疲労を改善できることをした方がいいです。
③逆子を治すためにできること。
逆子を治すためにできることで
1番のおすすめは【鍼灸治療】です。
鍼灸治療を行うことで、
逆子は治りやすくなります。
これは科学的に証明されています。
しかも、世界中の研究で。
それ以外にも、
自律神経が整うものは効果があります。
例えば、
マッサージ、ヨガ、ストレッチ、
散歩(ウォーキングではない)、
お風呂、近場での疲れない程度のおでかけ、
趣味、白湯を飲む、消化に良いものを食べる。
などなど。
たくさんあります。
これは全て科学的根拠に基づくものです。
効果がない逆子体操をして疲れるなら、
胎動が増える可能性のあるものをして
リラックスできる方がいいです。
逆子も治りやすくなるし、
何より、リラックス効果で逆子への不安が和らぎます。
不安が和らげば、
不安でいっぱいだった妊娠生活が
リラックスして過ごせた妊娠生活になります。
つまり、生活の質(QOL)が向上します。
逆子のためにも、
短いようで長い妊娠生活のためにも、
逆子体操ではなく、自律神経が整うことに
注力することをおすすめします。