講演の依頼とセンスにていて

なんてことを書くと、すごく偉そうですが、僕なんかにもたまにそんな話が来るんです。コロナ後は、熟成や放牧について、リモートで講演をしてほしいとの依頼が多い。受けることはないのですが、僕の仕事は感覚でやっているところがあるので言葉にするとアホまるだしになってしまう。こうしたらあーなって結果としてこれがこうです。みたいな。

ディスカッションだと楽だけど、質問ばかりしてくる研究者がいると僕も大人気なくなってしまうので、そういうお誘いもお断りしている。ところが、昨日の依頼は講演料が破格だった。何回も数字を見直した。ほんの一瞬だけ揺らいでしまった。僕もまだまだやな。

熟成ばかりしているわけではないが、テレビとか雑誌の影響でそう思われているみたいだ。ご同業の方々から教えてほしいと言われることもありますが料理と同じだと思うんです。レシピ教えて同じ食材使ってもできないじゃないですか。なかにはできる人もいますよ。そういう人はセンスがいいんですよ。料理もスポーツも整体も、もちろん基礎となる技術も必要ですがセンスだと思います。

また、センスは顔にでますよね。この人が作る料理は食べたくないな、とか、この人に洋服選んでほしくないな、とか。肉も同じなんです。センスは普段の生活からそういうことを意識していないと身につかないですね。

今朝も、肉のチェックしていて新しいことを発見しました。僕ってセンスいいなと思う瞬間です。

いま新幹線で移動中ですが、暇なので戯言です。