SNSへの配信記録⑧6/9分
こんにちは、新保です。
僕の投稿は、サカエヤとセジールのスタッフに向けての非公開メッセージを一部公開にしたものです。人生経験豊富な皆様には釈迦に説法かと思いますので、ご興味ない方はスルーしてください。
6月3日より、料理人が研修に来ています。1ヶ月くらいいるのかな。
研修希望は多いですよ。特に料理人から。でもね、なんのために研修するの?って人もなかにはいるわけです。
ときどき、まったく知らない人から研修させてほしい、肉を学びたいと言われることがあります。もちろんお断りします。こういう厚かましい方は苦手です。
ちなみに、うちの研修は基本「放置」です。1ヶ月程度で仕事は教えられないし邪魔になるだけです。それより大事なことがあります。
それは、(ひっぱっておきます)
僕が22歳か23歳くらいのときだったと思います。僕が一番下で先輩が6人いました。朝礼のとき、「ヨシノブ、将来どうするんや」と聞かれて、「自分で肉屋やります。そなときにみなさんを雇ってもいいですよ」みたいなことを言ったのを覚えています。
生意気でしょう。若かったですからね。
叱られることもなく、「ヨシノブに雇われるようになったらワシらも終わりやわ」とみんなに笑われましたが、結果として独立できたのは僕だけです。
技術だけなら、僕より凄い先輩ばかりでした。でも、僕は自分がなりたいポジションがありました。そこを常に意識しながら仕事した結果が現在の姿だと思っています。だから、だれよりも仕事しましたし、肉以外のことに興味がいかない環境を自分で作っていました。
かと言って僕の経験を若い子たちに押し付けるつもりはありません。そういった経験が教育の邪魔になることもありますからね。
ただ、もし僕が20代に戻れるなら、もっと厳しい環境に身を置いて、いま後悔していることをやり直したいと思っています。時代に逆行した考えかも知れませんが。
良くも悪くも考え方は人それぞれ。後悔しないように毎日がんばりましょう。
てことで、今日の一枚はアニョードレ(乳飲み仔羊)です。この時期しか食べることができません。今年も銀座のラフィナージュでいただきました。
羊が苦手な僕もアニョードレなら問題なく。
あー、すでに暑いですね。
久しぶりに自転車乗ってきます。
ではでは。