「あつ森」「DASH島」的ライフスタイルを起業して実現するという選択肢、いかがでしょうか。
島暮らしをしながら事業をする、スーパー百姓になるという選択肢
はじめまして。2018年に脱サラして瀬戸内海の島で漁業をしながら畑で野菜を作り、ニワトリを飼っているさかえると申します。
結論から申し上げます。「あつ森」や「DASH島」のような生活を実現したい方はぜひ、瀬戸内海に浮かぶ島の山口県周防大島町のお試し暮らしにお申し込みいただき、実際の暮らしや島の雰囲気などを体験してみてはいかがでしょうか。
そして、理想の暮らしを夢見るだけではなく、集落で新しい事業を立ち上げ、事業主として理想のライフスタイルの実現に向けての一歩を踏み出しましょう!
他にも、古民家を一棟丸ごとDIYしたり、荒地をチェーンソー開拓して畑や鶏小屋を作ったり….
とはいえ、理想のライフスタイルを送るためには、やはりそれなりの稼ぎがないと継続できません。仕事はセットです。特に自然の中でのライフスタイルは、仕事が生活であり、生活が仕事ともいえるものに変化していきます。
私自身も、ひじきを収穫したり、加工して商品販売したり、野菜を作って売ったり、リモートでいくつかの会社のコンサルティングをしていたり、行政から地域のお困りごとの対応を委託していただいていたり、オンライン村の運営をしていたり…と、色々な仕事を掛け合わせて生きています。
今回は「どこかに雇ってもらって働く」ではなく「自ら起業をして自分の商品やサービスを持ち、理想のライフスタイルを手に入れたい」という人を対象にしています。
お試し暮らしや体験を通して、空き家や、集落内の人たち、近隣で働く若い事業者を紹介したり…といったことは可能ですが、仕事は自ら作り、個人事業主として稼いでいくことが前提となります
(もちろん、こんな事業は可能性があると思います!ということも考えうる範囲のことはお伝えできればと思っています!)。
…と、いうのも、働き方のスタイルが、そもそも都市部と田舎では異なるからです。
田舎に仕事がないという誤解。山口県の周防大島は、働く人の3人1人が事業主。
「雇われて働く」という選択肢が選べる企業や業界のジャンルはとても限られています。介護医療、土木建設、役場、小売業など…いわゆる「事務員を雇う」という会社はほとんどありません。
ただし、働く人の多くが「事業主」です。日本全体では10人に1人が事業主ですが、島の場合はその3倍。3人に1人が事業主です。
島のより不便な奥の方にも、さまざまな事業をおこなっている人たちがいます。はちみつ屋、コーヒー屋、弁当屋、タコス屋、プログラマー、漁師、農家など….
そして、会社の看板ではなく、自分で起業して自社の、自分の商品やサービスを持ちたい人は特に、1次産業(農業や漁業、狩猟)という選択肢もあることを知っていただきたいと思っています。
1次産業は衰退産業であるという誤解とチャンス
多くの人が1次産業を衰退産業だと思っていますが、実際には直近10年で「1人あたりの生産金額」は伸びています。生産者数が激減する一方で、産物の需要(生産金額)は横ばいです。
そして、生産者数が減少している分、資源や土地、建物は余っており、これを活用することで新たなチャンスが広がります。
集落内の農地を使って、事業をやりたい人を集落も待ち望んでいる
減り続ける人、増え続ける空き家と荒れた耕作放棄地。せっかく育てたみかん畑もこのまま荒らしてしまうのは忍びない。でも、狭い面積なのでそのまま引き継いでも若い人が食っていくには到底足りない….
集落としては「農業をやりたい人」よりも「自分の商品やサービスを作りたい。ちなみに、集落の農地を活用して」という方にぜひ来ていただきたいと思っています。
なぜかというと、島の特性上、やはり事業活動においては、一見圧倒的に不利な条件だらけだからです。
島の中でも「奥地」です(山口県周防大島町の佐連という集落)
山口県の周防大島町は、1周およそ100km。島内でも、島の入り口と奥地では天気が違えば、利便性から文化まで全く「別のお国」です。
島の入り口は、地方都市により近いある程度便利な暮らしができますが、島の奥地ほど、よりディープな「あつ森」「DASH島」的ライフスタイルを実現しやすいとも言えます。
不便な場所で事業をするデメリットとメリット
「基本的に不利なことだらけ」ではあります。コンビニまで20分、飲食店や買い物場所は島から出た柳井市まで片道45分かけて行かなければならい…など。
一方、過疎地では独占的に事業ができると同時に、①応援してもらいやすい、②資源も確保しやすい、③固定費が低いので失敗しても何度でも立ち上がりやすい….などという大きなメリットがあります。
私の尊敬する島の先輩が「人の行く道に裏あり花の山だよね」とよくおっしゃるのですが、まさにその通りだと思っています。
とはいえ、島での農業漁業は、向かい風だらけ。狭くて荒れた農地に、安い農産物の価格。そういった逆風を乗り越えて稼いでいく必要があります。つまり「自分自身で売ること、販路を切り開くこと」が必要になります。
こんな人はちょっとキツいかも…
誰かに手取り足取り指南してもらいたい
計画に数字を当てはめて自分自身で課題を設定できない
人付き合いが苦手
「〇〇さんだからできるんでしょ?」と環境や属人性の高いケースとして処理してしまう(個人事業主は「Aさんだからできた」「Bさんだからできた」を作っていくものではないでしょうか)
こんな人には合っていると思います!
会社の看板ではなく自分の"のれん"の価値を上げていきたい
前例がないことにワクワクする
歴史に学び現代版にアップデートしたい
自分の事業、商品、サービスを持っておきたい
情報は自ら取りに行ったり調べる
コミュニケーションは自分から取りに行く
誰かに頼られると嬉しいしそれこそが幸せ
コントロールできる未来と自分自身に集中する
具体的な進め方と注意するポイント
(ちょっとディープな収穫体験)来島して現場を見てもらう、島の人たちと交流してみる。
楽しいだけではない、ちょっと大変な部分も垣間見える段々畑の農場体験。通常は15名〜の受付なのですが、集落での起業をお考えの方は単独でもOKです!お気兼ねなくご相談くださいませ。
(ちょっとディープなシェア畑)試しに畑を一画借りて耕してみる
いいところだけではない現実も味わってみてから、決断をしていただきたいと思っています。と、いうのもやはり多いのがミスマッチ。「こんなはずじゃなかった」がよくあります。夏場は草刈りが大変だったり(1週間で刈った草が元通り。木まで生えてくる)。
そして、集落の行事などへも参加してみて、集落の雰囲気などもご自身の目で確かめていただきたいのです。交流が好きな人は楽しいですが、そうでない人はキツイかもしれませんしね…!
知らない人にいきなり土地や建物は貸してくれないので、まずは私、さかえるが耕作している土地の一部を部分的にお任せし、何か不足の事態があっても最終的にさかえるがバックアップをできる保険付きでご利用いただきます。
Twitterで #さかえるファーム と検索していただけると畑の様子が分かります。海がどどーんと見えて、最高の景色です!
(ちょっとディープな島暮らし体験)試しに暮らしてみる
まずは、やっぱり試しに暮らしてみないと何も分かりませんし、チャンスも見つけにくいと思います。周防大島町白木半島地区は、島の中でもより不便な島の奥地。手取り足取りお客様扱いは致しませんが、ご希望にあわせて素敵な島人をたくさんご紹介できればと思っております。
周防大島の魅力は、面白くて変な先輩事業者がたくさんいるところである、ということを実感していただけることだけは、保証いたします。
移住後に例えばこんな生計の立て方(モデルケース)
イメージがしやすいように一例を挙げますが「現場を見て、自分にしかできないことを考える」「モデルケースはあくまでモデルケースであり、ちょっとした参考にしかならない。結局は自分で事業内容は詰め続けなければならない」と思う人にこそ、集落に来ていただきたいと思っています。
みかん畑を一部継承
空家解体のアルバイトをしつつ廃材をゲット
荒れた段々畑を再生して平飼い養鶏や根菜類生産
少量多品種での直売
販売単価から逆算した生産物や生産量を考える
あえて、詳しく書かないようにしています。自分の目で見て、耳で聞き、体験したもののみを信用して動くようにしていただきたいからです。
問い合わせや事前にチェックしてもらいたいこと
お試し暮らし体験談
島の子育て環境についてのリアル
島の不便な奥地に暮らすお母さんたちのリアルな子育て記です。
島への移住&起業に関する音声配信
お試し暮らしや農作業体験のお申し込み、お待ちしております!お気兼ねなく問い合わせくださいませ!