「標的」監督:西嶋真司
2022年9月某日
「標的」
監督:西嶋真司
2021年 ドキュメンタリー
権力を監視し、大声で反論することは、
こんな恐ろしく酷い目にあうということ。
という既成事実を沢山見せて、
後に続くもの、若きもの、弱きものに対して、
「口に出すとあんな恐ろしい目にあう」
と思わせ、黙らせる。
そうすれば、もう誰も権力に対してものを言わなくなる。
ああ今って戦争中なのなしら。
戦争中って、この今みたいな雰囲気だったのかしら、
と、
すみません、多分言葉は全然違ったと思うけど
このドキュメンタリーの後半に画面の中で語る、
ピアニストの方がこんな様な事を仰っていて
(記憶が激しく違ったらどうしよう💦すみません💦)
あと何かウワっと胸を打った言葉などあったのですが、
この映画自体大事なことや、言葉が沢山あって、記憶が…
私の脳みそにはペンもメモも備わってないみたいです🥲
先日、#ArcTimes という、たまにチェックするYouTubeチャンネルを観ていました。
元 #朝日新聞 の #尾形聡彦 氏が司会(編集長)で、
#映画新聞記者 の原案者である #望月衣塑子 氏がキャスター、
毎回ゲストが来てトークするニュースメディアです。
それの先週(9/20の会)が、
1987年の憲法記念日に朝日新聞社が襲撃され、
その場にいた29歳の小尻知博記者が殺害された事件
について書かれた本 #記者襲撃 の著者 #樋田毅 氏がゲストでした。
その動画では、この映画と重なる要素のある出来事を、
少し別の角度で語られており、タイムリーでした。
朝日新聞阪神支局への襲撃はそのまま時効になってしまった。
なぜ犯人を特定できなかったのか?
昨今大きな話題の某カルト組織に警察の本気の手が伸びそうだった時に、
なぜストップがかかり、あの組織はこうなるまで野放しになったのか?
【ここからまた映画の話。少しネタバレします】
↓
↓
なぜこの映画の中の「標的」とされた植村隆氏の告訴は棄却され続けるのか?
↑
【ネタバレおわり】
それらの答えが映画の中で次第に集約されてゆきます。
映画の中ではジリジリと、
パンフレットにはガシガシと書かれています。
#愛知トリエンナーレ #表現の不自由展 のことも思い出しながら観ました。
そして映画 #教育と愛国 で観た事とも大きく繋がっています。
首相暗殺の衝撃と、
裏に韓国が関係していたという刺激もあり、
今はワイドショーも頑張っていますが、
視聴率で動く「テレビ」はどんどんこの話は減るんでしょうきっと。
でも私は期待しています。
これまでの圧が揺らぐ今、これから、
その高圧の中にあってもこうやって真実を探し続けて来た人々が、
「なるほど合点がいった」と今思う事が次々暴かれているような気がするので、
打たれても打たれてもへこたれないジャーナリズム、文筆、表現をする人々の、さらなる探求を楽しみにしてるし、
応援したいし、変化を期待したい。道は険しくとも。
この映画の #植村隆 氏にこれだけ応援する人が集まるのだもの。
相手の中身は空っぽ。
気の小さな、空洞なんだから。
そう心強く思うも、
胸の中に重いかたまりを感じることは否めない。
でも、植村隆さんの娘さんの言葉と姿に希望をみる。
何度でも観たいドキュメンタリー。
9/27 #国葬反対 のお気持ちの方には、
この映画を鑑賞するのもいいのでは。
私の国葬当日は、
糖尿病予防の食事指導をされに病院に行ってきます😳
#キネマ旬報シアター
#標的 #映画標的 #西嶋真司監督 #植村隆 #崔善愛
#ドキュメンタリー #映画 #movie
#映画記録 #映画鑑賞記録 #映画鑑賞
#ジャーナリスト #ジャーナリズム #従軍慰安婦 #国葬
「捏造」と吊し上げられた植村隆さんのために117人の弁護士が立ち上がったという。
思わず韓国映画 #弁護人 の胸熱シーンを思い出す。
しかしあれは始まりに過ぎないのはこちらも。
でも負けないよね、
せっかく生まれて生きてるからには。
あ、あと、
映画のタイトルが出たタイミング、
めっちゃかっこよかった。
2/27、追記。
映画始まって数分、あ、従軍慰安婦に関する内容?
っていうタイミングで、
まだ何にも始まってないのに、
サササーっと荷物を持って出て行った紳士がいらっしゃいましたが、
驚くべき俊敏さに、すげー、って思いました(苦笑)
常日頃からそのフットワークで判断するのが身に付いてるですね。
何も考えないまま墓まで行くぞっていう強い意志に感心します。