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「誰かの花」

2022年6月某日

「誰かの花」
監督・脚本:奥田裕介

これよ… !…TT
私の本当に好きな映画体験…
素晴らしかった…

やってる映画館がもう少なくて、
遠くまで頑張って行きました🚗
それで腰と目が疲労気味だったけど、
いい映画すぎて観終ったら元気になってしまった。
(イヤ、全然元気になる映画じゃないです!)
(私が勝手に、良い映画に会えた感動で元気になっただけです。)

主演のカトウシンスケの演技力が秀逸!
とHPか何かで読んで行ってみたのだけど、
作品内でも「ぬぼーっとした男」と言われるように、
ずっとぬぼーっとしてるのだけど、
もー、
すごいリアリティ。いるいる。
そしてもしかして彼は私でもあるわけだ。

繰り返される職場のシーンは異世界だったけど…
(地味に好きだった)

ここ数年で両親の介護&見送りをした私にとって、
介護あるあるが満載なのだけど、
そうでなくても、みんなきっとそれぞれに染みるものあるのだろうな。
という家族の老いが中心の題材。

ヘルパー事務所への電話なんて、
分かるよ分かるよ、
とダメ男に共感した。
人でなしかな?
いや全然ありますよ、老いた親の事ともなれば、
様々な心理が湧き上がります。

それと、
生死について。

加害者と被害者の境界線。

人としての誠実さと、
人としての家族への思い。

私ならどう出来ただろうか?
やっぱり胸を張れない気がするし。

クライマックス…
と、私がそう感じた場面では、

マスクがびしょびしょになる程涙が出てしまいました。
ハンカチをあんなに濡らしたの久しぶり体験。
(人によるかな?)
(空いてたので他の方の反応は分からなかった)
不意をつかれました。

家じゃなく映画館だともうちょっと
我慢できるんだけどなーボロボロボロ…TT

となりました。

あの時間の、"親子水入らず“ の完全なる世界…
あのパラレルワールドのような時空、すごい監督だし、
俳優という職人へのリスペクトも溢れます。

あと目を見張るような役者がいました。
中盤は殆ど主役でした!
是枝監督の #誰も知らない を思い出さずにはいられない。
初の映画出演だったとのことで、
彼の成長も楽しみです。
(幸せに成長してくれ!)

7月には横浜のジャック&ベティで公開されるみたいなのだけど、
そちらもさらに私には遠くて残念。

ジャック&ベティ30周年なんですか!
そうですか。
一度だけ行ったことがある気がします。
永瀬正敏の濱マイクのやつを。
友達がハマりすぎて現地に連れて行かれたw

えー何十年前だろう?歳がこわい😇

と思って検索したら、
私が観たのは解体された日劇の方?それともジャック&ベティ?
もう記憶がダメです…

とにかく、街の貴重な映画館、
どこの街でもみんな存続して欲しい!!

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