見出し画像

「モガディシュ 脱出までの14日間」

2022年7月1日ファーストデー

「モガディシュ 脱出までの14日間」
監督:リュ・スンワン

めっっっちゃ面白かった!
(結局今日も映画みたw)

ビジュアル通りの荒々しい状況だし、
マジで内戦エグいし銃弾飛び交うし、
事実に基づいてるから笑えない要素しか無いのだけど、

こんなシリアスなのにチョイチョイと
クスリとさせてくれる所もある韓国作品の職人芸も随所にあるし。

無駄にチョ・インソンがカッコ良過ぎるアクションとか、
もうやめてー!っていう絶体絶命の状況がヒートアップしすぎて
「いや有り得んやろ!」と泣きながら笑っちゃうとか、
流石としか言いようがない場面がてんこ盛り。
そんなにか!w っていう。

実際に起きたソマリア内戦
独裁政権の抑圧と
耐えきれず爆発する民主化の力、
暴走する警察、暴徒化する市民、
韓国は「光州事件」の記憶を持っているし
題材からして刺さりまくる要素ばっかりなんだと思う。

しかも自分達の民族は南北に分断している、
彼ら独特の複雑な思い、
こっちも「愛の不時着」でその辺りの感受性が盛り上がってる下地があるから特に、グッと入り込んじゃう。
(あの軍事境界線の名場面を超えたか並んだかだ!と私は思った)

食卓のシーン…😢
韓国ものは食べるシーンが本当に魅力的なのだけど、
これはだいぶ違う趣となってしまう辛さ。
でも「食」を大切にする心は繋がっているだろうし、
想像だけど食にも格差があるだろうし…(泣)

(民主主義も色々問題あるとはいえ、
独裁政権の中の国民は本当にキツそうだね…涙)

まーしかしお見事でした。
オジサン達のかっこよさは「ミセン」程に痺れるし、
血の気の多い男子達もリアルだし、かっこよくて華になってるし、
女性達のくだりも短いのに深い心情を描いていて刺さったし
子供達も其々に描かれていて
(それは韓国と北朝鮮、そしてソマリアの子供達も)
これ観て感情移入できない人いるかな!?😭
なんどか涙をこらえられませんでした。

もう色々あったけど最後の方は
「誰も死ぬなよーーー😭」と両手を握りしめながら腰を浮かす様にして観ました。

オーラスまで本当に良く出来ていて、
胸がいっぱいです。
ハッピーエンドかどうかと関係なく、
観終わった後に清々しいのは、
映画の完成度に大満足だったからかな。

あと個人的に、
私の中でスマートで美しいチョ・インソンが、
ベッタベタのタイプの韓国語喋ってたのが魅力的だった。
違うかな…
韓国語わかる訳じゃないけど、
色白のイケメンがラブコメで喋る感じと全然違う、
街の食堂のオッチャンとかが喋る感じのイントネーション?
あと、外交官なのにがめつい商人みたいな勢いがあるのも良かった。
これはキムユンソク演じる大使にも思った。
当時の韓国のグイグイ登って行くエネルギーなのか、
ハングリーな感じ。
北側の人達の役者も凄くよかった😢

この作品がNO1ヒットする韓国に納得。
大統領選挙の投票率の高さにも納得です。
民主主義(つまり人権)大切だって知ってるんだよね。
北朝鮮の人も観れたらいいのにね…

あー😮‍💨ほんとに…

大満足。

これ本当に世界で沢山沢山観て欲しい。
BTSが成功したのも韓国の必然だなっとか思う。
(私は別グループのファンだけどw)

#モガディシュ  #모가디슈
#モガディシュ脱出までの14日間
#escapefrommogadishu
#チョインソン  ファンなので眼福…
#リュスンワン
#キムユンソク
#ホジュノ
#クギョファン

#ユンギョンホ  が意外な所で出てたw

#映画  #映画鑑賞 #映画鑑賞記録 #映画記録
#movie

近々「スープとイデオロギー」
「ポーランドに行った子供達」
も見るつもりです。
世界をもっと知りたい。

いいなと思ったら応援しよう!