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クリスマス会の重要性に気づく

私が幼稚園に通っていた頃、イエス様の物語は先生によって絵本や紙芝居を通じてわかりやすく教えられました。
その感動は、今でも心に残っています。

大人になった今でも、「天にまします我らの父よ~」という言葉が自然と
口をついて出ることがあります。
さらに驚くべきことに、黙示録の内容も心に響く歌として
記憶されています。「マタ マル ルカ ヨハ シト ローマ~」

しかし、家に帰ると、そのすべてを心の中にしまい込まなければなりません。この世界観の違いを感じながら、私は幼少期を過ごしました。

クリスマス会では、私たちは讃美歌を歌いました。
大きなツリーの隣には、小さなツリーに熊の形をしたパンが飾られており、その香りは私のお気に入りでした。

部屋が突然暗くなり、別の部屋に照明が当たると、サンタクロースが現れました。彼は白い袋からお菓子を取り出し、一人一人に手渡しながら
頭をなでてくれました。その瞬間は、まるで夢のようでした。

私はずっとサンタクロースの存在を信じていたのですが、
父から「あれは3本先住んでいる大工のおじさんだよ」と言われた時、
夢が壊れたように感じました。

幼少期の私にとって、手足の不自由な方が描いた絵ハガキが販売されることは、いつも楽しみでした。

どうしてこんなに美しく描けるのか、そのことに興味を持ちました。

また、使用済み切手を持参すると、手足の不自由な方の絵の具代になると
聞き、店に届いた封書の切手を高畑のおばちゃんにもらって寄付していました。
あれから何十年経っても、その習慣は私の中に根付いています。

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