従業員の川田さん夫妻と母の入院
父が母が体調を崩して手術することになったので姉弟で家事をやることになった。病院は歩いて10分ほどにあったが、なかなか母の顔を見ることはできない。父の朝ごはんを作り始めてから数日のことだった
私と妹は小学校で給食があったが弟はまだ幼稚園に行っていたのでお弁当が必要。ちーちゃんも父も台所には男は入らないと言う教育方針で育ったせいかまったく家事はできない
従業員夫妻に川田さんと言う人がいた。川田さんの旦那さんは
ちーちゃんと同じ戦争経験があり
ちーちゃんを偉く尊敬していた人だ。
川田さんの奥さんはとても優しくて弟のお弁当を自宅で作ってもってきてくれてそのまま幼稚園まで一緒に登園し、帰りも迎えに行ってくれた。
私も川田さん夫妻は大好きだった。父よりは年齢層が上で、ちーちゃんよりは10歳ぐらいなのかな?いつもそう思っていた
川田さんの奥さんがいつも買ってきてくれた、のりたま・ごましお・たらこのふりかけがなんと一つに収まっているものが当時あったこれを3人で白いご飯にかけて楽しむのが好きだった。
もちろんごましおだけ余る。
あの小さなな口に足りないのりたまとたらこのふりかけを
毎日減った分だけ入れ替えてくれてニコニコしてくれる
優しいあったかい笑顔があったから母がいなくても泣くことはなかった
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