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『自分中心』思考のススメ:訪問看護師 編(71/100)
45日間でnoteを100本書くチャレンジをしています。
今日は、僕が大切にしている考え方である『自分中心』思考について、訪問看護師の場合について書いていきます。
『自分中心』思考とは、自分の気持ちや感情、価値観を大切にして、まずは自分を満たすことから始めましょう。というものです。
訪問看護はとても楽しいし、充実感があるのですが、病院とは違った独特の疲労感があります。
その疲労をそのままにしていると、楽しかった、好きだった訪問看護がしんどくなってしまうことがあります。
それを予防するためには、まずは訪問看護の独特の疲労感を知ることが最初です。
訪問看護をしていると、利用者さんの自宅に入らせてもらって、ケアをすることが多いですよね。
本人の自宅に入らせてもらうと、人生が丸ごと現れている感じがするのではないでしょうか。
だからこそ、病院でケアしていた時よりも、より利用者さんを一人の人間として捉えることができ、利用者さん自身の人生を生きてほしい、そんな風に強く感じる場面も多いでしょう。
利用者さんが在宅でどう過ごしたいだろう
利用者さんはどう生きたいだろう
利用者さんのニーズはなんだろう
などなど
そんなふうに、利用者さんを中心に考えることが仕事だと思います。
けれども、病院と違うのは、ケアする場面に関われるのは、自分一人だということ。
時には、複数訪問もあるけれど、基本一人が多い。
そうすると、自分が見た利用者さんの状態や、言動、症状、情報から、
一人で利用者さんのことを考える機会が多くなってしまいます。
もちろん、チームで看護をするから、ステーションに戻ってから共有したり、計画書や報告書で利用者さんの状態を共有します。
けれども、病院の時よりも、ひとりで看る感覚になることが多いのです。
それは、他のスタッフと一緒の場面ではなく、
一人でいる時に、利用者さんのことを考える時間が必然的に多くなっているからです。
訪問する時間に加えて、自転車や車で移動している時間、
計画書や報告書を書いている時間だけでなく
24時間対応をするステーションならば自宅でも緊急電話を持っていることもあれば
病院と違って自宅でもスマホやタブレットで仕事の情報が流れてくることがあります。
こんな風に、物理的に一人でいることが多くなり、その時間に利用者さんのことを考えているからです。
病院時代は、日勤と夜勤で看護師が交代を必ずするので、物理的に担当が交代される時間があるのです。
もちろん、自宅で患者さんのことを考えることはありますが、その時に実際に対応をしているのは別の看護師です。
実際にその看護師が夜間にどんな対応をしたかは、翌日に行かなければ情報は分かりません。
この別の看護師が担当している時間があるというのが、実は疲労をかなり軽減してくれるのです。
けれども、訪問看護では、夜間担当の看護師が必ず付くわけではないし、
夜間の緊急対応の情報がスマホやタブレットで確認できたり、情報が流れることがある。在宅だからこそ、病院のように区切りがないのが良い部分でもあるのですが、疲労する原因にもなっているのです。
だからこそ訪問看護師には『自分中心』に考える時間を持つことをススメています。
訪問と訪問の移動のときに、自分の好きな音楽を聴いてみるとか
移動中に好きなことを考える時間をちょっと持つとか
病院のように白衣でナースシューズではないはずだから、
自分の好きな何かを身につけるとか
ちょっとだけ、自分が何を好きで、喜びを感じて、心地よいのかを考え、自分中心に考える時間を持つことから始めてみるのもアリです。
そして、利用者さんの自宅に訪問に行った時に
丸ごとその人を感じられるように
あなた自身の家が丸ごと自分を表しているとも言えるのです。
利用者さんのことを考えるように、自分自身のことを考えてみるならば、
自分の生活や環境、人間関係が丸ごと、その人を表すのです。
今は、もしかしたら、求めている状況じゃないかもしれません。
けれども、求めている状況じゃないなって気づくことがまず最初の一歩です。
自分が本当に求める生活や、環境、人間関係について、考える時間を持つことからです。
利用者さんは、自分一人で求める生活や環境、人間関係を築いてるわけではないですよね。
あなた自身も、利用者さんと同じ在宅で生きる人間です。
訪問看護をしているから、専門職だからと、一人でやらなくてもいいのです。
一人で訪問を回ることの大変さや、共有できる環境のありがたさもわかっているはずです。
そうであるからこそ、誰かと時間を共有したり、相談したりしながら、
自分自身について考える時間を持つことをしてみるのも一つの手です。
あなたにとっての訪問看護師のような存在、
あなた自身の人生や希望に興味を持ってくれる友人や、僕のようにその作業が好きで仕事にしている人など、誰かに話を聞いてもらうことはとても力になるはずです。
どんな人と話すのが自分にとって心地よいのか、どんな人と話すことを自分は求めているのか、それをまず最初に『自分中心』で考える時間を持つことから初めてみてはどうでしょうか。
ということで、
訪問看護師は、自分が一人で誰かのことを考える時間が多いことで疲労している感覚が分かるからこそ、自分について考える時間、誰かと一緒に考える時間、そういう時間を持ってみるのがオススメです。というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまたー
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