マガジンのカバー画像

当たって砕けて海外文学

7
海外文学の積読にひたすら体当たりしてどこまで小さな石ころになれるか試しています。
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

かけ離れているようでそうではない

アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読んだ。そしてちょっと、もうちょっと知りたいなと思って『文盲』も読んだ。でも、もう少し、もう少しと思ってしまい、図書館で『昨日』と『どちらでもいい』を借りた。ちなみに『ふたりの証拠』と『第三の嘘』のことはうっかり忘れていた。 本当は書評とか論考とか、そういうものもあった方がいいかと思って手に取りかけたけど、それを読んだら絶対に引っ張られる自信があるのであえてやめた。訳者のあとがきと文庫解説だけ。それだけにした。 格好つけていえば、多様な解