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【令和3年1月】喫茶店も銭湯も、消耗品じゃない。

このごろはレトロがかわいいみたいな感じで喫茶店が流行ってたり、
サウナや温泉ブームで銭湯が流行ってたり、
昔のものの再ブームがきていますね。

でも自分は、それに対してすごく違和感を感じるんです。

それはたぶん多くの人が、喫茶店や銭湯を一時期の流行りのもの、
プラスチック用品や紙製品などと同じ消耗品として扱われているように感じるという部分にあるんじゃないかと思います。
(もちろんそうじゃない、本気の人もいたりする。)

銭湯も、喫茶店も、
一時期の流行りの消耗品として消費し尽くして、「今」という一瞬だけで終わらせていいものじゃない。

地域、人、コミュニティ、経済、、
さまざまな側面に対しての重要な役割を担い、それぞれが深い意義をもって存在している。

別に、流行りが悪いってわけじゃないし、流行りに乗っている人を否定したいわけでもない。
ただ、大量生産大量消費社会の中で、他の商品・サービスと同じように消費し尽くしていいものではないと思うのです。
さらに、観光公害に代表されるように、新しい存在が外部から入ってくることによって、もともと居る人たちに悪影響があるなんてことはもってのほか。

なにも銭湯や喫茶店だけに限らない。
ブームになったりしている他のものも同じだと思います。

でも一方で、流行ることは良い側面もあると思います。
新しい客層が利用し始めたり、改めて存在の大切さが認識されたり、それらの結果として次世代に繋げることが可能になったり。

生産・提供する側だけでなく、消費・体験する側も共に責任を持ってバックグラウンドなどを見極め、お金を払っていく必要があるのではないかと、強く思いました。


【追記】
この記事に「スキ」をくださった、
#連続サウナ小説『ボッチトーキョー』さんのnoteを拝見していて、刺さった記事があったのでこちらにリンクを貼らせていただきます。


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