【令和3年3月】一年間、大学を休学する話
突然ですが私は、来年度4月1日から1年間、大正大学を休学することにしました。
今回は、休学をして何をするのか、
なぜ休学をしようと思ったのかについて書いていきたいと思います。
1年間休学して何するの?
結論から言うと約1年間、喫茶店で修行します。
その喫茶店はこちら、
古川の人なら誰もが知る地元の名店「喫茶つくし」
もちろん、つくしでの修行意外にもやりたいことはたくさんあるのですが、
1年間のメインはここに置きたいと思っています。
なぜ「喫茶つくし」なのか
喫茶店は、地域にとって重要な場所です。
多様な人がそこに集い、
それぞれの時間を過ごしたり、
交流が生まれたりする。
その中でも喫茶つくしは、自分にとって日常であり、特別な場所でもあります。
他の喫茶店との大きな違いは、、
あるかわかりません。
でも、自分にとって特別だと感じるのは、昔から来ている思い出のある場所であり、たくさんの優しい地域の方がいるからだと思います。
でもそんな、喫茶つくしのような古き良き喫茶店は、少しずつなくなりつつあります。
そういった場所を必要としている人は、地域にたくさんいるのに。
この場所がなくなったら、この場所にきていた人たちの日常は、大切な想いは、どうなるんだろう。
そんな場所を、飛騨市に残したい。
自分にとっても大切な場所でもあり、他の大勢の人にとっても大切な場所であるから。
そう思いました。
それと同時に、今の自分が「やりたいこと」と自分に「できること」、地域に貢献できることの3つが、重なったような感覚になりました。
記憶にある限りでは初めての感覚でした。
なぜ今、休学するのか
実は大学に入学した時から、
「機会があれば、どこかのタイミングで休学をしたい。」
とは思っていました。
「コロナ休学」という言葉がありましたが、直接の要因ではないという意味で、コロナは関係ないです。
休学を決意した理由は大きく2つあります。
①将来のことを考えた
ちょうどコロナが流行り出したのは、自分が大学2年生の春。
3年生になる直前のことでした。
大学3年生と言えば就活。
自分の将来に対していろいろと考えることも増える時期。
そんな時に、ある高校時代からの友人の存在が、自分の将来について考える機会をくれました。
これについては、またどこかの機会で詳しく書こうと思うのですが、そこで思ったことが4つありました。
①自分が「楽しい」と思える仕事でなくては続かない
②自分のペースでできることがいい
③大好きな飛騨に何か貢献したい(具体的には「雇用」を生み出したい)
④自分が「一生かけてでもやりたい」「人生の多くの時間を使ってもいい」と思える仕事を選びたい
確かに、ただ働いて過ごすだけだったら誰にでもできるでしょう。
でも、私が送りたい人生はそうではありません。
自分が思う豊かさを追求したいし、自分のペースで生きていきたいし、たくさんの人に笑顔になってほしいのです。
②好きなことを伸び伸びとできるのは今しかない
大学生はたくさん時間があります。
でも、これまではその時間に色々なことをしすぎて、本当に自分がやりたいこと、自分の将来のためのことをできていたかというと、わかりません。
それまでの人生18年間もそうでした。
社会人になる前に、一度は自分のためだけの時間がゆったりあってもいいだろう。
社会人になったら自分や家族の生活を守らなくてはいけない。
そう考えると喫茶店での修行や、他のたくさんのやりたいことをやるには、休学するのが一番良いだろうと思ったのです。
学生のうちに、自分で自分のための時間をしっかりと作ろう、と。
大学の同期や地元の同級生など、「大勢の人たち」と同じ線路から外れた道を選ぶことは、とても怖かったです。
一緒に卒業できないし、より多くのことを自分で判断しなくてはいけなくなる。
より多くのことを自分で判断するということは、決まった型はないし、自分が決めたことに対する責任もより重くなる。
でも、ずっとみんなと同じ、決まった線路の上を走り続けるのは面白くない。
だから勇気を出して一歩を踏み出す。
1年後、2年後、10年後、、
きっと後悔はしていないと思います。
これからも、自分の価値観や想いも大切にして、生きていきたいと思います。
最後にはなりますが、
この一歩を応援してくれる両親や祖父母、地域の方々や大学の教職員のみなさん、そして友人たちや先輩方に本当に感謝の思いでいっぱいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。