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【2021年】世界のはじまりを見た

2020年も終わり、2021年を無事迎えることかできました。
今年もよろしくお願い致します。

今年は人生で初めて、飛騨以外の場所で年末年始を過ごしました。

東京で過ごした年末年始の日々自体も、
そしてその日々の中での経験も全てが始めてばかりでした。

今回は、そんなある数日の経験をただただ書き連ねるだけの日記です。

新型コロナウイルスで飛騨に帰れない年末年始

2020年の10月半ば、第3クォーターの実習中。
しばらくは飛騨に帰れないことを覚悟して、東京に戻りました。

毎年9月から12月上旬までは、実習や鴨台祭(大正大学の学園祭)で忙しく、一瞬で過ぎ去ります。
そして気がついたら12月も半ば。

「年末年始はどう過ごそう」

と、毎日のように考えるようになりました。

12月31日にやりたいことはすぐに決まりました。
週一で通っている近所の銭湯「稲荷湯」

その稲荷湯では12月31日に、なんと「シャンパン湯」をやるというのです。
気になる!
これは行くしかないですよね。

そして1月1日は、初日の出。
というのも、バイト先の先輩に「年末年始、何しようか決まってないんですよね」と話していたところ、「私は毎年初日の出を見に行ってるよ」とのこと。
そこで気がついたのは、自分は初日の出を見たことがないということでした。 
初日の出、絶対に見たい!
友人を誘って(車で来てもらって笑)、1月1日は初日の出を見にいくことにしました。

12月30日の日本橋

この日は、31日と1日のために買い物へ出かけました。

行き先は、日本橋
年末の日本橋は、すごい人の量でした。

まず行ったのは富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館
理由は、個人的に富山県が好きということと、やはり飛騨人の年末年始には富山の鰤が欠かせないということ、あとはとにかくおしゃれということからでした。
(「飛騨以外でどの地域が推し?」と聞かれたら、まずは富山県を推すくらいには大好きです笑)

次に行ったのは日本橋三越本店
何かを買いたいわけではなく、「年末の高級デパートを見たい」という単なる好奇心からでした。

この日一番驚いたのは、とにかく値段がなんでも高いこと。
マグロの柵が1万円弱だったり、4種各3切ずつの刺身盛り合わせが4千円くらいだったり。
あとは、お買い物に見たこともない高級車で来ていたり、マダムが革手袋してブランドものばかり身につけていたり。

以前にも一度来たことはありましたが、お客さんや雰囲気、売っているものなど、本当に大きく変わっていました。
初めて見る世界に「これが東京の年末か」と圧倒された1日でした。

いよいよ12月31日

31日はまず大掃除から始めました。
ワンルームの一人暮らしで、洗濯系は全て終わらせていたのでかなり楽でしたが、それでも半日はかかりました。

午後からは31日締め切りの課題をとにかく頑張って提出
(かなりリアルに大学生活を実感ました。)

ご飯は夕方から作り始めました。
一人でもいつも食べているおせち的な料理を作りたくて、
飛騨のこもどうふや宿儺かぼちゃなどの煮物と飛騨牛ステーキ、
富山の鰤の西京焼きや刺身、
京都の鶴屋吉信の和菓子など、
ちょっとずつ自分の好きな地域の、自分の食べたいものだけを集めました。

自分でも意外だったのは、これほどの量を作るのは初めてだったにもかかわらず結構楽しんでできていたことです。
味も結構良かったと思います笑

そして夜は、お楽しみの稲荷湯!
シャンパン湯は、あま〜い葡萄ジュースのような香りがしました。
色は鮮やかなピンク色という、華やかな色でいつもと同じ稲荷湯なのに、いつもと違う味わいがありました。

周りの常連さんがお互いにかける声も、
いつもの「お先に」ではなく
「良いお年を」という一言だったので、そこでようやく「今年も終わりか」と実感しました。

1月1日、いよいよ「初」初日の出

1日は4時頃に友人が迎えに来てくれました。
そこから1時間半ほど走り、着いたのは湘南

人生初の初日の出は、神奈川県の稲村ヶ崎で見ました。

そもそもなぜ、初日の出を見るのが初めてだったのか。
地元の飛騨地方は毎年1月1日には高確立で雪が降っており(もしくは曇か寝ている)、そもそも日の出自体を拝める機会が少ないからです。
しかも海無し県ということで、太平洋に昇る初日の出自体も初めて。

今年は新型コロナウイルスの影響から地元に帰省せず、人生で初めて地元以外で過ごす年末年始となったために見ることができました。

少しずつ明るくなってくる空
水飛沫を感じるほどの海との距離感
強い潮風で感じる自然の伊吹

そんなことを感じながら、日が昇るまでの1時間ほどは本当にドキドキしていました。

そしていよいよ日の出の時。

前には初日の出
後ろには赤富士
横には大切な友人たち

「この日の出から、世界が、全人類の1日が、そして全人類の1年がはじまるんだ」
日出る国の初日の出を見て、そう感じました。

「きれい!」や「新年あけましておめでとう!」よりも、そんなことが頭に浮かんできました。

世界が大変な状況ではあるけど、自然や宇宙はいつも通りで、焦って不安になっているのは人間だけ。

何か変な気分になったのを鮮明に覚えています。

それと同時に、私たち人間もいつも通り落ちついて生きていきたい。
そう思いました。

その後、1月1日にまる1日ゆっくりと考えた結果、私たちも自然や宇宙と同じように「いつも通り落ちついて」生きていくためには、
それぞれにとって振り返り、区切りとなるような場所が必要だと、そう考えました。

その場所は、自分にとっては銭湯だったり、喫茶つくしだったり、神社お寺だったり。
もちろんリアルな場所ではなくても、「〇〇をしている時間」でも良いと思います。

これについてはまた追い追い、noteに綴っていけたらと思っています。
(ちなみに、インターン先のnoteでも書いています。よければご覧ください。)


1月1日のその後は、新型コロナウイルスの影響で蕎麦屋が営業しておらず、年越し?そばを食べたのは1月6日笑

1月2日はお馴染みの稲荷湯の朝湯
(新年のこの日だけで、さらに柚子湯という豪華さ!)

2021年は、こんな感じで新年を迎えました。

新しい経験がたくさんあった本当に刺激的な4日間で、とっても楽しかったです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

坂下拓夢

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