#160日目 Torquayショートトリップ記
こんにちは。ロンドンではじめての移住生活を送っているsacaikumiです。
ロンドン滞在も佳境に入り、少しでも充実させようと過ごしていたら、出ずっぱりで記事を更新する時間がなかなか取れずにいました。
振り返りという形になりますが、7月後半の記事を今週ぽつりぽつりと更新していきます。
まずは7/11-12に、友人3人と1泊2日のTorquay旅行に行ってきたので、久しぶりにマガジンの趣旨に則った日記らしい日記を書きます。
Torquayとは
イギリスの南西にあるDevonの都市のひとつ。ロンドンに4ヶ月こもりきりだった頃にずっと海が見たいと思っていたのと、一緒に行った友達が泳ぎたいと言っていた意見を合算して、ここに行ってみることにしました。
今までロンドンより南の都市に少しも興味を持ったことがなかったから、こんな機会がなければ行かなかったかもしれません。
片道車で4時間ほど。右も左も草っ原が永遠に続いて時々牛や羊がせっせと草を食べていました。
1日目
朝11時に友人が車でそれぞれの家に迎えに来てくれる。久しぶりのバカンスだ〜!と車の中でわいわいはしゃぐ。車を走らせること2〜3時間、高速道路沿いのサービスエリアはどこもかしこもスターバックスと小さなスーパーマーケットだけでちょっと物足りない気持ちを覚えた私たちは「海老名のサービスエリアでカレー食べて行こうよ」などと架空のプランを提案していく(虚しいね)
そうこうしているうちに皆お腹が空いてきて、話の流れでハンバーガーを食べよう!と決意。ハンバーガーを求めていくつか小さな村に立ち寄り、閑静で美しい住宅街を歩く。ここの人たちの暮らしが全く思い描けないね、と言いたくなるような街でした。でも美しかったな。良く作られたゲームの中みたいだった。
そしてハンバーガーが食べられるパブのある街に辿り着いたのは午後15時過ぎ。ここもまたこじんまりとしていてすごく可愛らしい街。田舎の方の小さな街に行っても、町全体に統一感があって必ず洗練されている所が好き。滞りない美意識に惚れ惚れする。
はじめに街にあった小さなお店屋さん(やおやと、サステナブルな石鹸屋さんと、美容室と、雑貨屋さんが入ってた)を物色。
こういうお店で野菜が買えるって良いよね。
そしていよいよハンバーガー!待ちに待った特大バーガー、どう考えても絶対かぶりつけない大きさって分かってるけど、ハンバーガーをナイフとフォークで食べると楽しさ半減だと信じているから豪快にかぶりついた。
久しぶりの外食で、凄く美味しかった。
お腹いっぱいになってから更に車を走らせて、18時ごろようやくTorquayへ到着。
海だ!!!!!
って、心がすごく凄く嬉しくなった。
ロックダウン下で夢にまで見た海を目の前に出来た、という事実に感銘を受けてしまう。
ヨーロッパの夏は日が長く、21時ごろまで太陽が出ているので、まだ人もちらほらいました。外がそれなりに暖かったので海にも入ってみたけど、聞いていた通り、極寒でした。寒流のせいでイギリスの海は冷たいんだそう。
海で冷えた身体を太陽とコーヒーで温めながらのんびり、だらだら。波の音と、話し声と、ここ半年で一番平和な時間を楽しむ…はずが、寒すぎてガタガタ…
海に入らなかった友達に抱きついて、温めてもらいました。笑
日も傾いてきたので宿へと急ぐ。イギリスの地方の道路は全然街頭がないので、夜車を走らせるのは凄く危険そうだ。反対車線の車はまだしも、動物が突然飛び出してきたりなんかしたら絶対に気付けない。
というわけで、特大テスコに急いで向かって夜ご飯とお酒を調達。皆で準備をしてさぁ食べましょう!という頃にはもう23時。
どっさり。それから友達が持ってきてくれたジントニックが美味しかった。4ヶ月ぶりにお酒を飲んだ。友達と楽しくお酒を飲むって良いね。
それからなんだかんだ皆でだらだら3時ごろまでお喋りを楽しみ(しつこいくらいに韓国ドラマを勧めた私は楽しかったけど、皆は迷惑していたかもしれない)、就寝。
2日目
朝9時過ぎに起きて、せっせと身支度。
友達が朝ご飯に、と昨日の残りのフルーツを切って出してくれた。なんて素敵な心遣い…と感銘を受けた。
この日は朝からコーヒーを飲むために近くの小さな街へ。
川縁にたくさんのカフェ、雑貨屋、ブルワリーなんかが並んでて、沢山の人が楽しそうに日曜日を満喫していた。
そしてここがお散歩にもってこいの最高なコースで、思わずぐるりと一周歩いてしまった。こういう街に住んでみたら楽しそう。車が必要だけど。
私はアイスラテに、(朝っぱらから)ビーガンブラウニーを食べました。
ブラウニー凄く美味しかった。
そのあともうひとつ小さな街をぶらり散歩してから本日も海へ。昼ごはんには昨日の夜ご飯の残りと海で売ってたピザを原っぱで食べた。海に行くのを忘れてしまうほど、それはそれで楽しかった。
2日目の海は前日よりも広くて、砂の粒子が細かくて、遠浅の海でした。
たくさんの家族が海まで遊びにきていて微笑ましかった。時計を見たくない、帰りたくないっていう気持ちでいっぱいだった。
夕方ギリギリまで海を楽しんで、名残惜しく車で帰ってロンドンに着いたのは23時ごろでした。銭湯寄って帰ろうよ、と、帰りも架空の日本旅行トーク(行きより虚しい)。
でも、身体はぼろ雑巾のようにくたくただけど、心はすごく元気になった二日間だった。
たくさん日差しをあびて肌の色が一気に黒くなったけど、それもまた楽しかった証みたいで気に入っている。楽しい思い出と一緒くたにして、どんどん肌焼いちゃいたいな。
その他の写真はInstagramに挙げています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。