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自然科学としての心理学を勉強するメリット

自然科学としての心理学は人を賢く、そして幸せにする。

■ 内省し自己分析するためのフレームワークを学べる。
内省とは自分で自分のことを考えてみること。
心理学の様々な分野に関するフレームワークを学ぶことで、自分を観察し、自分の状態を把握したり、自分がどういう人間か(考え方や行動の癖など)知ることができるようになる。

[ 自分を知ることが大事なのは?]
・多くの人は自分のことを知りたい欲求があるから。
あなたってこういう人だよねとか、こういうところあるよねと言われて、ふーむ確かに、そうかも、おもしろいなと思うことあるのでは。エニアグラムだったり性格分析に関心を持つこともその中の一つ。
・企業でも個人でも政治でも、良い判断や決断をしていくにはまずデータを収集し現状を把握することから始まる。「自分の人生」での判断や決断も一緒。何よりもまず自分のデータを収集し分析して自分を知っていくことで、自分にとって最適な判断をしていくことができる。
例えば「自分は今考え方がネガティブになっていて気分も良くない」とまず自分で気がついて「きっと自分は今すごく疲れているんだな」と分析、「こういう時に仕事してもいいことない、とりあえず休もう」という判断ができる。つい周りの意見を気にしたり、占いに頼ったりしがちだけど、自分の一番身近にいて人生を共にしてきた人は自分。まずは自分を観察してデータを収集していく能力を高めよう。

■ 自分の幸せは何か、そのために何が必要かを分析できるようになる。
どういう人間であると(どういう状態であると、どういう考え方や行動ができると)自分が幸せとか居心地が良いと感じるのかが見えてくる。心理学では、その幸せな自分像に近づくために必要な要素やステップも提示されていることがある。

自然科学としての心理学とは

■ 科学的手法に基づいて検証された、心と行動に関する学問
心と行動に関する様々な仮説や観察は、ここ150年ほど科学的に検証されてきた。
検証され確立されてきた知識は本にまとめられている。今現在研究されている知識は論文として発表されている。
どちらを理解するためにも、まずは科学の基礎的な知識や考え方を習得する必要がある。

[ ただの"心理学"ではない? ]
・日本で心理学というと、フロイトの深層心理とか夢分析とか人の心を読む、とかいったイメージが先行しがち。大学でも哲学部とか文学部に心理学科が組み込まれている場合が多い。
・このnoteではそういった心理学は対象にしない。科学的手法で定義され検証されてきた心理用語や仮説、理論について取り上げる。

なぜnoteで科学としての心理学を書きたいのか

私は賢く幸せな人々に囲まれていたい
そのためには社会が、人類が、賢く幸せでいてくれる必要がある。そしてそこに貢献することに私は最も充足感を得る。科学としての心理学を皆が学ぶことは、人類が賢く幸せになる方法の一つ。私の知っていることをシェアしようと思う。

■ 自分の復習と理解のため
心理学発祥の地ドイツに渡り、科学としての心理学を専攻して大学・大学院を卒業。学んだ中で特に興味深いことをまとめ復習したい。

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