日本語教師として成長したいなら●●がオススメ!
こんにちは。
日本語教師のさじここです。
日本語学校の新学期も始まり、新しい職場で働いている人、日本語教師としてこの春からデビューする人が多い時期だと思います。
そこで、「私が新人日本語教師のころから続けていてよかったこと」についてをブログにまとめてみました😊
あくまで私の経験です。
興味がある方はぜひ、ブログをお読みいただけたらと思います。
かなり長文になってしまったので、前編・後編に分けています↓
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ここからは、ちょっとブログの補足的な感じです。
なので、ブログ(特に後編)をお読み頂いてから読まれたほうがいいかもしれません。
上記のブログをTwitterで発信したところ、ありがたいことに、いろんな方からコメントをいただきました😭
その中で反響があったのが「授業見学」についてです。
授業見学って、新人の頃は、採用模擬授業や研修の一環で「される側」が多いです。
でも、先輩の授業を見学させてもらうことはとても勉強になることだと思いますから、オススメです。
で、Twitterのコメントから「非常勤の人に授業見学を申し込んだら断られてしまった」との声がちらほら…😅
そうなんですよね、常勤よりも非常勤の先生の授業見学はハードルが高いんですよ。
ここでは「見学される側」の先生の気持ちを掘り下げたいと思います。
私は日本語学校の非常勤で働いていたとき、2パターンの授業見学依頼がありました。
その①:常勤講師から無理やり新人の授業見学を頼まれた
その②:自主的に見学したい先生から見学依頼された
はい、①は半強制的だったので、断れませんでした。
正直なところ、「常勤の先生の授業見学でよくない?」「なんで私なの?」と思いました😅
まあ、常勤の先生は授業のコマ自体が少なくて見学できる時間が限られているというのもありますが、常勤は他にもいるわけで…なんて…当時は思いましたね。
つまり、「なんで私なの?」というところにすごく引っかかったわけです。
多分同じ経験をされている人って多いんじゃないのかと思います。
新人の先生から「常勤の先生がさじここさんの授業を見せてもらいなさいとおっしゃってて…」と何度言われたことか…
選ばれるのは名誉なことなんですけど、でも当時の私は「授業がすばらしいから選ばれた」というよりも、単に「都合がいい人」「断らなさそうな人」「見ても別に問題ない人」みたいな感じに思われていた気がします😥
そうなると、もやもや……
できるなら、授業見学されたくない…というのはみんなそうだと思います。
授業見学されるのって誰でもプレッシャーですから。
ということで、常勤の先生はぜひ非常勤の先生の授業見学を新人さんにすすめるときは、ちゃんと間に入って、見学させてもらう先生に「どうしてあなたの授業見学がいいのか」をぜひ伝えてくださいね😅
その②は、基本的に受け入れていましたが、依頼態度が悪い非常勤の先生の見学依頼はちょっと嫌だなぁ…と思っています。
まあ、こちらも割とあるある話ではないでしょうか?
先述したTwitterの件ともかぶりますが、新人の非常勤の先生が自主的に見学したくて依頼すると、まあ、わりと断られるみたいです😅
まあ、自主的な見学は断わることが可能ですから…
常勤の先生からの見学依頼はある意味「業務命令」なので、断るとちょっといろいろ面倒なことになりそうだ…と誰しも思ってしまう。
でも、自主的な見学依頼の場合は、別に業務命令ではないですし、見学依頼された非常勤の先生にも断る権利があります。
逆に常勤の先生は断る権利はないかと…
常勤は非常勤の指導をする側なので、指導の一環として依頼があったら見せる義務があると思います。
だって、常勤は新人を含めおそらく非常勤の授業見学をして評価し指導しているはずですから。
指導する立場の常勤の先生がただ「わたしの授業見学はちょっとすみません」という言葉だけで断ると「この学校(先生)大丈夫?」って私は思ってしまいます(笑)
それこそ色々勘ぐってしまいますからね😅
なので、常勤の先生が「見学を断りたいとき」はちゃんと理由を説明してあげてくださいね。
そう、非常勤の先生でも見学を断ると依頼相手からは…
「あの先生は人に見せられない授業をしているんだ」
なんて思われてしまうこともしばしば…😥
断られたショックから、そう思ってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!!
立場が逆だったら100%授業見学の依頼を受け入れますか?
たぶん、以下の理由で断る人もいると思います。
・自分も新しいレベルを担当するとき
・学生とまだ上手く関係を築けていないとき
・見られて自信のない文法項目のとき
・日本語教師としての経験が浅い
「見られて自信のない授業なんかするなよ!」って思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方は、自分が教えるの苦手な項目ってないですかね??
私はありますよ。
例えば…使役とか、受け身とか…😅
そういう回は、自分も必死なので極力見られたくないです。
やっぱり見られるならちゃんとした姿を見せたいじゃないですか(笑)
特に新人の先生には!!😅
経験が長くなるにつれてへっぽこな姿って見てほしくないんですよ…
だから、比較的自分が安定している文型の日を提示して「この日なら〜」って誘導しています(笑)
常勤の先生もよく使っているテクだと思います(笑)
「授業見学」を勧めている私ですが、中途半端な気持ちではされたくないし、したくないです。
授業は、料理人でいう秘伝のレシピと同じです。
鰻屋や焼き鳥屋がつぎ足しで作っている秘伝のタレみたいなものなんです!!
その人の日本語教師としての知識と経験がぎゅっと凝縮されているものを、気軽に「見せて」なんてちょっとおこがましいかと…😥
見せてもらうのが「当然」なんて思っている人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、全然「当然じゃない」です!!
見せてもらえるのことが「奇跡」です。
私は20人以上の先生に見せてもらったのですが、それはもう、奇跡の連続です。
そして、見せてもらえるようになるまで、少しずつ信頼関係を築いてその先生への尊敬の気持ちを伝えて…という入念な活動をしてやっと見せてもらえた!という方ばかり。
相手へ依頼するときは尊敬と配慮は忘れないようにしましょう(このあたりはブログで詳しく書いています。参照ください)
ブログでは簡単に見せてもらえている感になってしまっているかも…とおもったので、こちらではちょっと補足させていただきました。
まとめると…
・授業見学をさせてもらうことは当たり前ではなく『奇跡』
・非常勤が見学を断る理由は「自信がない」からだけではないかもしれない
・させてもらう先生への「配慮」と「尊敬」を忘れずに
最後に、先輩の授業見学をさせてもらった人は、自分も見学依頼があったら受け入れてあげると素敵な学び合いの輪が広がっていくと思いますよ。
私の元勤務校はそういう雰囲気になりましたので、ぜひ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました😊