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【日本語教師】2022年を振り返る〜修士取得したその後〜

みなさん、こんにちは。
日本語教師のさじここです。

やった自分の時間が持てるようになったので、修士卒業後からの私の2022年の一年を振り返ってみたいと思います。

これは自分のための記録でもあります😅

これから修士号を目指す人や、現在修士課程の人の参考には……ちょっと特殊ケースですので、あまりならない話かと思います😅

(その理由は最後まで読むとわかるかも(笑))

よろしければ、最後までお読みください。


簡単に今年を時系列で振り返るとこんな感じでした……

2月 大学紀要論文執筆&投稿
3月 大学院修士課程卒業、論文を学会誌①に投稿
4,5月 italkiでプライベートレッスン+大学などの研究補助のアルバイト2件  
   +大学の授業見学(週1回)
6月 上記の仕事+某大学のプロジェクト補助員の仕事1件、
7月 上記の仕事+学会誌②投稿論文執筆+某学会口頭発表査のエントリー
   +学会誌①の修正原稿執筆&提出
8月 italki +研究補助アルバイト等+学会誌②投稿論文執筆
9月 italki +研究補助アルバイト等+A大学非常勤1コマ+学会誌②投稿
  +学会口頭発表予稿集執筆+学会誌①の論文最終修正
10月 italki +研究補助アルバイト等+A大学非常勤1コマ+
   学会誌②投稿+学会口頭発表準備+B大学非常勤1コマ
11月 italki +研究補助アルバイト等+A大学非常勤1コマ+
   +学会口頭発表本番+B大学非常勤1コマ+学会誌②論文修正
12月 italki +研究補助アルバイト等+A大学非常勤1コマ+
   +B大学非常勤1コマ+学会誌②論文修正提出


書き出してみると、やばいですね(笑)

これに、平日はワンオペ育児が加わります。。。

そして、10月にTOEIC受験し、結果が悪かったので毎週英語のレッスンも受けています。。(笑)

がんばった……私……🤣

修士卒業したら、論文なんてもう書かないだろうと思っていました。

でも実際は、修論執筆していた今頃よりもめちゃくちゃハードスケジュールで論文を書いています……😅

ほぼ毎日、息子を寝かしつけたあと、深夜に論文を書いています(笑)

幸運なことに、今の所、投稿した学会誌、全て採択されました!!
(学会誌②のみ2次審査中)

某学会の口頭発表もしました!!

つまり、目標だった……

投稿論文(査読あり)2本、学会発表1回を達成〜〜!!😭

奇跡です✨

これで、大学の求人に応募しやすくなります。

そして、院卒業すぐに投稿しまくったので、最短で母校の大学の非常勤をすることが叶いました〜✨

うちの大学では非常勤でも最低2本の論文が必要なので、ほんと死にものぐるいで論文書いてよかったと思います😭

まさか、大学の非常勤でも研究業績が求められるなんで去年は全く知らなかった……

でも、指導教官や周りの博士の先輩のおかげで情報を得て、ここまで来ることができました。

仕事の方も、院を卒業したときは、まだ入国制限が緩和されていなくて、就職先が決まっていませんでした。。。

そんな中、大学で専任をしている先輩が私を拾ってくれて、研究補助として働かせてもらえることになり、ほんと助かりました……

投稿論文が採択されたのも、私の実力というより、私を支えてくれた指導教官の先生や、ゼミの先輩方、院の他の先生のおかげです😭

もう、感謝しても足りないぐらい……

自分だけではきっとこの結果は得られなかったと思います。

それぐらい高い壁でした……

「え?学会誌ってなに?査読って何??」ってかんじですよね?😅

私も修士課程に進学するまで知らなかったですのでご安心を。

簡単に説明しますと……

学会誌に投稿するには、まず学会の会員になる必要があります。
たいてい会員ならだれでも投稿できます。

学会誌の多くは学会誌の質を担保するための審査があります。
それが査読です。
査読というのは2名以上の審査員みたいな人(査読者といいます)が、匿名の論文を読んで、論文として納得できるものか?掲載してもいいか?を審査するものです。
査読者はたいてい2〜3名で、その査読者たちがOKを出さないと掲載されません。
査読者が完全にOKをだしたら「採択」→これは滅多にない
    修正したら掲載OK「条件付き採択」(学会誌によって名前が違う)
    掲載不可は「不採択」

で結果が返ってきます。

学会誌によっては採択率10%前後の狭き門もあり、博士号を取得にはこの査読ありの学会誌掲載が必要になってきます(たいてい)。

つまり、結構大変なんです!!

ちなみに、査読者の先生も匿名なので、誰が読んでコメントしているかわからないです。


そんな世界なので、修士入学した私は「ぜったい私には無理だな……」と思っていました。

博士課程に進学する気もなかったので、修論書いて終わりのつもりでした。

でも、修論が基本非公開で図書館に眠ると知った時……

「こんなに調査したのにもったいない……みんなに知ってほしいデータなのに……」

と思い、せめて大学の紀要に投稿しなきゃと思いました。

でも、当時、修士の身分で学会誌に投稿している先輩はいませんでした。
学会誌にチャレンジしたり、学会で口頭発表をしている方はみんな博士課程の先輩でなんだか気が引けましたが、2年目?の4月の初回のゼミで、今年の目標を先生から聞かれた時に、

「修論を学会誌に投稿することが私の目標です」

と宣言した自分がいました。

それが全ての始まりだったと今振り返って思います。

有言実行しなきゃ!

夢を夢で終わらせては、調査させてもらった人たちに申し訳ないと思いましたし、こんなチャンスは巡ってこないと思いました。

そこからは必死に修論を書きました。

海外の先行研究もめちゃくちゃ読み漁り、文献レビューとして1章にまとめ、分析も複数行った結果、修論を余すことなく使い切って雑誌3つ+口頭発表につなげることが叶いました。

これも、ほんとうに支えてくれたみなさんのおかげです。

1年を振り返って、私は本当に恵まれた環境で学業に励み素敵な人たちと巡り合えたと思います。

全ての出会いが「今」の結果につながっています。

ここに書いたことだけみると順風満帆の人生かもしれませんね。

でも舞台裏は本当に心折れる出来事の連続でした。

非常勤の仕事もこのポストにたどり着くまでにいろいろあって……大変でした😅

詳しくは書けないのですが、たぶんたいていの人は辞退する内容のことを私は最後まで引き受けたので、今仕事が来ている気がします(笑)

「どんなことがあっても腐っちゃいけない!」と、いろんな職場を経験して感じます。

また、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉には賛否両論あると思います。

でも、現状を冷静に見つめて、自分に足りないものを吸収する心構えは「ピンチ」を「チャンス」に変えられるのではないかとこの一年で思いました。

偉そうなことを言える立場ではないのですが(笑)

もしこれを読んでいる方が修士課程にこれから進学する、もしくは在籍中でしたら、ぜひ修論は「書きたいことを全力で」書いたほうがいいです。

学会誌に投稿するかどうかは別として、今後の人生の糧になるはずです。

もし、大学というアカデミックのフィールドでキャリアを目指したい方は、ぜひ修論を投稿論文にするつもりで研究するといいと思います。

そういう視点で書かれた修論とそうじゃないものはぜんぜん内容が変わってくる!

じっくりいろんな人に意見を聞いてもらい指導してもらえるのは、大学院在籍中だけです。

卒業したら、自分自身で進めていかなければならないので、修士課程を思う存分「しゃぶりつくして」ください(笑)


2022年、本当に波瀾万丈な一年でしたが、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。

この記事を読んでくださった皆様にも感謝申し上げます。
そして、どうぞ来年もよかったら、さじここをよろしくお願いいたします。

ブログの方でも大学の非常勤について書いているので、よければお読みください😁

最後までお読みくださりありがとうございました♪






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