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PEAKTIME

2023年に、まさか、まさか、うちの子達がこんなにも日の目を見る日が来るなんて、誰が予想しただろう。

PEAKTIME   恐ろしい番組だ。

韓国ではたくさんのサバイバルオーディション番組があるのは知ってはいたけど、まさかうちの子達が出るなんて!!
衝撃が走ったのは水曜日の朝。
仕事が休みでのんびりと布団の中でスマホを見ていた時、ある記事に目が止まった。

大国男児だって???
なになに?うちの子がなんだって??
それからというもの、休みだった1日はあっという間に終わり、気付いたらもう2日も経っている。1日は早い。この歳になると余計にだ。いや、そうじゃなくて、大国男児がトレンドに上がるほど話題になったらしい。全く知らなかったのが悔やまれる。それから急いで動画を探した。だから1日があっという間だったのだ。

知ったときにはもはや伝説のミロティックになっていた。
2017年に活動休止してからというもの、私の推し活も活動休止だったのだけど、彼らが活動再開したら私も活動再開せざるを得ないじゃないか。

カラムの歌唱力がパワーアップしていてたまげた。この子はまだまだ進化していた。ミュージカルに主戦場を移したのは知っていたけど、さすがミュージカルだな。声の出し方が格段によくなっている。私は往年のカラムペンで彼の歌声は好きだったんだけど元々ダンスメンバーだったのもあって、活動時から惜しいと思うことが多々あった。息切れというか、胆力が足りてない感じ。声のトーンは昔から良かったんだけど、他のメンバーと比べるとどうしても力強さに見劣りすることが多かった。だけどどうだ。もはやインジュンを越えて、チームを引っ張ってるではないか!うおぉぉぉ!!

(得意の愛嬌も健在!!)

カラムのことを書き始めると止まらなくなりそうなので、それはまた次の機会として。

PEAKTIMEについて。

まぁ、詳しい番組の詳細はホームページでも調べて貰うとして。
ざっくりと説明すると、アイドルオーディション史上初の“チーム戦”で繰り広げられるサバイバル番組ということで、

「PEAK TIME」は、現役アイドルから経歴断絶アイドル、解散したアイドルなどが集まって繰り広げるチームサバイバルで、「シングアゲイン」の制作陣たちが再びタッグを組んだ。参加チームは、デビュー年度やファンダム(特定のファンの集まり)、所属事務所、グループ名などの階級なしに競争を繰り広げる。激しい予選を経て23組が本選に進出した。

kstyle

要するに、アイドル再起番組だ。他のサバイバル番組と違ってグループ単位なのでとっても応援しやすい。あと、みんな切実。
出てるチームは『ルーキーセクション』『ブースターセクション』『活動休止セクション』に分かれてるんだけど、チーム名は伏せられていてそれぞれ1時から23時という時間でチーム名が付けられている。(ちなみに大国男児はチーム23時。)まあもう一瞬でグループ名はバレてるんだけど、あまり聞いたことがないグループばかりなのでどこも苦戦しているところだろう。
大国男児を通して、少なからず売れないアイドルの状況を見てきた私としては本当に胸が苦しくなることばかりで、みんな報われてほしいと願ってやまない。

韓国において、アイドルというのは本当に大変な仕事だ。
なにせ数が多い。事務所も大小様々。大手に入れなくても一縷の望みにかけて所属してしまうのだろう。拾って貰った恩もあるだろうし。だけど、弱小事務所の場合、運良くデビューまで漕ぎ着けたとしても報われないことの方がほとんどだ。旬の盛りの大事な数年を費やして後戻りもできない状況。事務所を渡り歩いてデビューを繰り返す子も多い。
大国男児の場合は幸いにして事務所を渡り歩いてはいたが、ずっと変わらず最後まで5人だった。それでも彼らが過ごした7年の内、順調だったのはほんの最初の数年間だけだった。あとはずっと苦難の日々。ライブ中にギャグのように社長にお給料を精算してくれと頼んでいたこともあった。歯磨き粉も買えないと。またあるときは、やっと事務所が決まりました!と笑顔で発表したこともあった。
そんな年月を見てきた人間としては、PEAKTIMEに出ている他のグループの現状も手に取るように分かってしまう部分も多いのだ。だからみんな切実で、人生をかけて挑んでいる。もちろんその姿勢が見えなかったグループは初回で落とされていた。
必死にしがみついて這いつくばって、夢を掴もうとしている人たちだけが残れる番組のようだ。だからこそ面白いし、見てる方も本気になる。
訳の分からないコンセプトに振り回されたり、いい曲が準備できなかったり、きちんとした練習環境が整ってなかったり、いいプロデューサーを付けて貰えなかったり。事務所の力は偉大だというのを改めて感じた。実力だけでは勝負できない世界。実力があるのは当たり前で、プラスα、事務所のマネージメント、プロデュース力が必要なのだ。そういう部分を番組で担おうというのが、おそらくこの番組の趣旨。だから上位に入れば専門家によるプロデュースとワールドツアーなのだ。これを足掛かりにして羽ばたけるように。
正直なところ、優勝したからといってどのくらい人気になるのかも、そしてその人気が持続するのかも分からないけれど、そこから先は自分達の頑張り次第ということなんだろうな。それも見込んで、最初の一歩を押し出す助けをするよってことなんだと思う。
優秀な専門家チームがつけば、彼らはどんどん洗練されていく。その変化も楽しみのひとつ。

とにかく、大国男児含め、これからどうなっていくのか楽しみな番組だ。チーム23時はお陰さまで今のところ好調なので、ワールドツアーに行けるようにこちらも準備しとかねば!!

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