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朝礼を辞めた理由
どうも、PASONAL(パソナル)の斉藤です。
https://pasonal.site/
さて、PASONAL(パソナル)では、「朝礼を含めたあらゆる会議を廃止する」というちょっとした革命を起こしました。「なんでそんなことを?」と思うかもしれませんが、実はこれがかなりの決断だったんです。朝礼や会議って、会社にとっては当たり前の風景。でも、それをなくすことで、会社全体がどう変わったのか、そしてその背景にはどんな思いがあったのか、今日はそのあたりを少しお話ししたいと思います。
「会議って、そもそも何のためにやってるんだっけ?」
と考えたとき、日常生活でよくある「早く」という言葉を思い出しました。例えば、家族や友人に「早くして!」と言っても、1分を早いと感じる人もいれば、10分を早いと感じる人もいますよね。これと同じように、同じ言葉でも受け取る立場や状況によって感じ方が違うんです。そのため、会議で共通の言語や意識、目標を共有し、意見をまとめることが重要だと思います。
しかし、実際に会議が必ずしもその目的を果たしているとは限りません。多くの会議は、目的が曖昧だったり、ただ習慣的に続けられているだけだったりします。これがどれだけ非効率であるか、実感したことはありませんか?「会議が終わるまでにもう少しで仕事が終わるのに」と感じたことがある方も多いでしょう。実際、会議の時間が多くなるほど、業務の効率が落ちることがよくあります。
このような背景から、トレーナーとしての時間をいかに増やすかが重要だと僕は考えています。整体院の現場での経験から、事務的な仕事よりも、患者様の症状を解決するための勉強に充てる方が有意義だと感じていました。トレーナーはクライアントと向き合う時間が最も価値のある時間なので、それを最大化したいと思ったのです。そこで、共通認識を持つことで会議の時間を削減し、より価値のある業務に集中する環境を作りたかったんです。
簡単ではなかった
しかし、会議を減らすと決めたものの、次に立ちはだかったのが「共通認識をどうやって形成するか」という壁でした。これは本当に一筋縄ではいきませんでした。特に、整体院とパーソナルジムの2つの事業を運営していると、スタッフのバックグラウンドや考え方がバラバラで、共通認識を持つためにはかなりの手間と時間がかかりました。例えば、整体院のスタッフとパーソナルジムのスタッフが「こうするべきだ」と思うことが異なり、それを一つにまとめるのが本当に難しかったんです。
ゼロからのスタート
まずは、全員が共通する基準を設定するために、チーム全体で何度も話し合いを重ねました。「何を重要視するか」「どんな情報が必要か」「どうやって共有するか」といった基本的なところから、徐々に調整していく必要がありました。皆がバラバラのスタート地点に立っているので、ひとつひとつの合意形成が本当に大変でした。
仕組み整備のためにスタバに籠る、ではなく車に籠る日々
それに加えて、私たちはコミュニケーションの仕組みも見直しました。専用のチャットツールや、情報共有のためのドキュメント、ルールやマニュアルを整備したりしました。
それでも「これが本当に全員に伝わっているのか?」という不安が常にありました。
スタッフからわからないことがあったり、不便なことが起きる度に意見を収集して、そのエラーを解消するために仕組み化する。
これに繰り返しでした。
もうほんと、多い時で週に50回くらいマニュアル編集していました….
スタバとかで作業したら捗るのかも知れませんが、僕の場合1時間に1回くらいの頻度で「うおーーー!」「脳が溶けるーーーー!」と叫ぶので車内にこもってひたすら近所の公園の駐車場で作業していました。
そのぐらい、PCに向き合い、脳みそから仕組みを捻り出していました。
今もですが。
でも、こうした取り組みを重ねることで、徐々に認識のズレがなくなってきました。
まるで長年連れ添った夫婦のように、、、とまでは行きませんが。
その結果、スタッフ間での誤解や無駄なコミュニケーションが減り、業務がスムーズに進むようになりました。トレーナーがクライアントとのセッションに集中できるようになったのも、この共通認識の形成が大きな要因です。
会議廃止後の成果
会議を廃止してからは、驚くべき成果が出ました。
まず、会議に費やしていた時間をセッションに充てることができるようになり、これによって生産性が劇的に向上しました。
トレーナーたちは自分の専門性を最大限に活かせるようになり、クライアントとのセッションに集中できる時間が増えました。その結果、トレーナーの給与も向上し、経済的な安定感が増したことで、全体のモチベーションも上がったんです。もちろん、全ての会議が無駄だとは思っていません。ただ、目的が曖昧な会議や、習慣的に続けているだけの会議は本当に必要なのか?そこをしっかり考えることが重要だと思います。
共通認識を持つことの重要性や、業務の効率化の効果を改めて実感し、これからもこの方針を続けていきます。
さて、PASONAL(パソナル)では現在、パーソナルトレーナーを募集しています。「ちょうどいい働き方」を実現し、クライアントに最高のサービスを提供したい方をお待ちしています。興味のある方は、ぜひ会社見学&説明会でお話しましょう!
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