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失われた古文の読み方

昨日、女子高生に古文を教えた。

初めにゐとゑの発音である。30年で3000人。正確に発音できた生徒がいない。今どきの学校では教えていないのか。

どちらもワ行の音である🍂

ゐはうぃと発音。ゑならうぇ、をがうぉなのである。誰も知らない。やれやれ。品詞分解や現代語訳では、真の力がつかないのだ。

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とはいえ生徒はもちろん、入試で高得点するために塾へ来ている。品詞分解や現代語訳ができないとさすがにマズい(;¬_¬)

闇雲な暗記。目的の定まらない学習。なんのためにこんなことやるの。やってられない。

古文で言葉の力を養う🌿

かつて私たちの祖先、言葉の力で世界を動かした。一音ずつに意味がある。そんな歴史も伝えると生徒は身を乗り出すのだ。

まずは在り方。

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『お金って言葉あるでしょ。お=奥深く。か=チカラ。ね=満たす。お金の奥深くにチカラが満たされてるって意味なのよ』

「え。どういうことですか」

『つまりさ、お金ってエネルギーなの。思いとか気持ちとかね。お金そのものじゃなく、お金を使って何したいかが大切って話』

「なるほど」

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だから、一音ずつ切って発音させる。

あ・め・つ・ち・を・う・ご・か・し。この発音法で、一音ずつ五感を養う。和歌の本質は、音の連なりが奏でるエネルギーなのだ。

そのエネルギーで猛き心は鎮まり、人の運命さえ左右した。言霊信仰である。

古文教育で教えない🗿

音の響きを味わう。なーんて古文教師が少なくなった。私は今や絶滅危惧種だろう。

品詞分解と現代語訳。味気ない文法と単語の暗記。偏差値が高くても言霊は使えない。

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って発音してごらん。口を一旦、の形にするでしょ。じゃないと発音できない』

「あ。ホントだ」

『そんなの教わったことあるかい。ないでしょ。でも、できるんだ。スゴいよね』

「なんか。うん」

『現代語訳を読んじゃう。先にだよ。それでイメージするわけ。アニメでもいいさ』

「イケメン俳優さんとかいいですか」

『もちろん。イメージ浮かべて、古文を音読するの。一音ずつね。意味は考えない』

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伝えたいことがあると、私はまず意識の世界でイメージする。感覚であり、雰囲気だ。

伝えた後、自分がどう在りたいか。そりゃもちろん、心地よくである。調和して🌻

そんな心境に整えた後、言葉を尽くす。相手が目の前にいるつもりで。洗いざらい何もかも。すべて語り終え、空っぽになるまで。

すると不思議が起こる🌹

いざ相手を前にして、違う言葉が湧く。思いもよらない言葉。おおらかでやわらかい。

不思議なことだ。

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ちかさんは、北海道に住む天使のヒーラー。苦しい闘病を乗り超えていらした👼

澄んだ声。唄も達者。淡々とした語りに芯の強さが滲み出る。しなやかな強さが響く。

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ひゅうがさんは霊視透視とヒーリングをなさる。明るい記事の合間に時折り、鋭く時代への警告も発していらつしゃる🌸

朗読の声に柔らかなお人柄がスッと広がる。遥か遠く、忘れてしまった過去世へ運んでくれるような郷愁がふんわり漂う。

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ゆりさんは事務方の会社員で一家を支える。毎朝、早くから原稿作り音声も吹き込む。

静かな口調に潜む誠実な意志。始めた以上は必ず続けていく。旦那さまが急死なさった折りも、お休みはなかった。

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音の響きを味わう。

忘れがちである。日本語は世界で類を見ない母音言語。自分の書く文章も音読して、エネルギーを整えたいものだ。心地よい調和を💚


ではまた!






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