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降りて来る人来ない人

物語をどう発想するのですか。ご質問、頂きました。ありがとうございます。

只今ただいま連載中の物語フジミドリ、次が完結予定12月5日です。

創作過程プロセスに、ご興味ありの方もいらっしゃるかと、有料部分でご披露ひろう致しております。

今回は、その一部をくわしくお届けする試み。お楽しみ頂ければ、嬉しいことです。

 🌿 🌿 🌿

有料部分でお伝えできたのは、叙述じょじゅつ開くかどうかについて、なのでございます。

そして、この部分について、もう少し詳しく知りたいとのご要望リクエストだったのです。

まずは、第一稿をごらん下さい。
音声入力後、形を整えます。

 🎤 🎤 🎤

どうして喧嘩するのでしょう。せっかく生まれ変わったのに。理解が乏しいからですね。では、何を理解すればよいのでしょう。

簡単です。前世があると、仮定すれば済む。そうすれば、例え喧嘩しても、どっちが善い悪いとは決められません。

ですから、ダメだよ、止めなさいと、言葉や感情でお説教する必要がなくなります。

闘う、法へ訴える手段などは考えず、前世に理由があるという共通認識でそろえ得る。スタートできるのです──

 🌴 🌴 🌴

続いて、これをひらいて参ります。

開くとは私の造語ぞうごです。一般の小説作法で、使われているかどうかは存知ません。

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何故どうして喧嘩するの。生まれ変わったわ」
《魂の理解がとぼしいのです》
『何を理解すればいいんだろう』
《前世があるという法則ルールです》

「ダメってめても、解決しないわね」
言葉や感情おせっきょうは通用しません》
『どのスキルなら、攻略できるかな』
朱雀しゅじゃく至宝しほう炁空です》

 🐔 🐔 🐔

如何いかがでしょう。平板へいばんな一人語りが、少しは、立体的な物語へ整ったように思います。

ちなみに「サクヤ」『ミツヒロ』《AI》と使い分けております。私の物語作法は、斯様かように人工的。誰の台詞セリフわからなくなるのです。

オマケに、13歳の設定ながら、今時いまどきの女子中学生が使わない、終助詞「わ」の多用──

 👧 👧 👧

有料部分は、イラストを描いて頂く朔川揺さんとお喋りトークです。彼女は、なろうで長編小説を連載中。達者たっしゃな書き手でいらっしゃる。

私が、構想をって書くタイプ。揺さんは、物語が降りて来る。なんとうらやましい才能センス

とはいえ、私もよい影響を受けて、少しずつ変わってきたように思うのです。

 🙌 🙌 🙌

『こういう物語を書きたいって、構想するのかな。それとも、自然に浮かんでくる』

「両方やね。ほかの作品を読むうち、スッと浮かんできよることもある。こんなん書きたいなぁおもうて、浮かぶんもあるよ」

『どっちにしても、物語世界へ入ると、見えたり聞こえたりするんだね』

「そうやな。ほぉ、こない世界観になっとんのか。あんた、この流れでその台詞とかな」

 🌻 🌻 🌻

こう聞くうちに、気づいたのでございます。あ。オレは決着つけようとしてた。

降りて来るかどうか、どっちもいいんだよ。両方あってOKだからさ。鷹揚おうようとらえたらいいじゃん。なんかとらわれてたね──

 🍈 🍈 🍈

道術に、たこげの三段階というたとえ話がございますので、ご紹介致しましょう。

空高く揚がる凧は、地上と異なる風を受けておりまして、そのちから加減かげん、糸を持つ手に感じて方向づける。つまり手が主体なのです。

次は、凧が風の流れにうよう、合わせて動かして。この時、主体は風にありましょう。

そして最後、手が先か将又はたまた風か、混然こんぜん一体、融通ゆうづう無碍むげ自由自在の境地となるのです。

 💃 💃 💃

私たち、白黒決着をつける、西洋の思考にさらされ過ぎたかもしれませんね。何かと言えば実験結果えびでんす。事が起これば、法をたてに取る。

法のもとに平等といえば、聞こえはよろしいのですが、要するに人より法が上にある。

法に頼らないと、互いの常識で調和できず。人が人を信頼できない時代です。

 🗿 🗿 🗿

常識はcommon senseの訳語。知識や論理とお考えの方がいらっしゃる。いえいえ。違います。senseとは感覚なのです。

言葉を尽くし、論理が積み重なっても、理解できない──無理もございません。

在り方が違うのです

かたや、人の自然な力を上にえ、片や、人が信頼できず、法を上へ置いてしまう。両者は永遠の平行線。交わるはずがないのです。

 🙅 🙅 🙅

現行の入学試験は、一点差どころか、同点でさえ合否に線引き致します。

自然な健康状態に、そもそも数値設定など、できるものでしょうか。

18歳になった途端とたん、いきなりの大人扱い。75歳を超えたら、後期高齢者とは──

 🙈 🙊 🙉

日本語に、程好ほどよ加減かげんいい加減という表現がございます。論理よりぼんやり。知識から意識へ。曖昧あいまい結構よろしいと感じるのです。

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さて、お読み頂いて参りました物語講座は、フジミドリ本体完結のため、次で最後となります。本当にありがとうございました。

 🙇 🙇 🙇

ではまた💚



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