「どんな労働にも尊厳があります」

こんにちは。
株式会社イコム、採用Gです。

2nd phaseも終盤を迎え22卒採用は終了目前です。
楽にできた年などどの年もある訳ではないのですが今年も楽に終われそうにない、そんな状況です。

ハーバード大教授で、「知の巨人」とも呼ばれたマイケル・サンデル氏。日本ではNHKの白熱教室という番組が人気で有名になりました。代表執筆作は「これからの〝正義〟の話をしよう」などがあり、彼の大ファンの私は番組も本も拝見しておりました。

いつもの通り、動画検索をしていると見過ごした特別番組がアップされていました。最近長い動画の選定が多く恐縮ですが今回も長めのこれをピックアップしました。

「能力主義は正義か?」
揺るぎなく正義だと思っていた張本人の私なので、是非同じような視点を持っている方にこそ、この動画を見て頂きたいと思います。

ミクロに見れば正義。正義とは言わないまでも、「それが最も好ましい」と考える人が多いのは、競争社会の中、成果を求められ続け戦い続けてきた人から見れば当たり前のことだという主張が聞こえてきそうです。やらなければ、やられる。そういう価値観の中でsurviveしている人から見れば何事にも感じないことなのかも?しれません。
一方でマクロに見れば悪影響の方が大きいとする見方があって不自然ではありませんね。
昨今の協調主義的な経済思考から見れば、これはもはや悪だと決め付ける見方もある、そんな時代です。

サンデル氏も結局正義か悪か?は問うてはいません。
彼が問うているのは、謙虚であるか?否か?というところにあることに気付かされます。

「どんな労働にも尊厳があります」動画の中盤で出てくる、キング牧師の演説の一節です。

採用という職に関わっているため、多くの方の履歴書や職務経歴書を見る機会があります。
思わず「おおー」と声を上げてしまう程の方もあれば、自分のことは置いておいて「たいしたことないな」と分別を付けている自分に気付いたことがありました。
選ぶ側、選ばれる側。どちらもイーブンにやり合うそういう時代にもなってきましたが、採用という場面においてはここでいう格差や偏見が生まれ易いことに気付きがありました。
学歴コンプレックスのある人程、見て欲しいと思った動画です。そして、「運」により、成功した人にも見て欲しいとも思います。
ちなみに、私は学歴コンプレックスが過去にはあった人間です。私はエリートでも成功者でもありませんが、採用という仕事に関わる以上、もっと謙虚にならなければならないと思うようになりました。



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