「野田屋を無くしたくない」小学生の頃からの想いが自分を突き動かした | 株式会社野田屋 野田社長
家業を継ぐ決意:大企業勤務から野田屋への挑戦
ーこれまでのご経歴を教えてください。
立命館大学卒業後、岩谷産業株式会社で8年間法人営業に従事。その後、マネージャーとして国内系コンサルファームへ転職し、1年後に株式会社野田屋に入社しました。
祖父が起業した会社で、幼い頃から遊び感覚で会社に行っていました。
夏休みとか冬休みに父親について行って会社へ行き、当時の自分にとっては「年上のお兄さん」であった社員に営業先へ連れて行ってもらっていました。
小学生同士のとは違う大人の空間で「まじめな話」を聞きながら、背伸びした気持ちでした。その頃からぼんやりと、自分が「継ぐべきかな~」という思いを持っていました。
ー野田屋に帰ってきたきっかけは?
30歳になるタイミングで入社しました。
当時、自分で言うのもなんですが、大企業に勤め、その中で成果を出して評価もされていました。
ただ、全国転勤であったこともあり、会社都合で勤務先などの希望が通らないことに、これからの未来が見えてしまったんです。
会社を継いだら、もっと自由に仕事ができるんだろう、自分が良いと思える会社を作れるんだろうと思って、働き方を考え直しました。
そんな時、ちょうどコロナがあって野田屋の経営が傾き始めました。
「野田屋が無くなってほしくない」
「小学生の時に、一緒に営業に連れて行ってくださった”お兄ちゃん”もいる…」
「自分が立て直すんだ」と強く感じました。
大企業のような安定感・安心感をもって仕事ができる体制づくり:独自の価値を生み出す野田社長のビジョン
ー貴社が目指しているビジョン、実現したい世界観を教えてください。
前職の岩谷産業の企業理念で「世の中に必要な人間となれ、世の中に必要なものこそ栄える」という言葉がありました。これは社会人になる際に腹落ちした印象深い言葉です。
株式会社野田屋に於いても、必要な人を作り、必要なもの(食品・サービス)を提供し続けたいと考えています。
私自身は大企業での経験しかない状態で中小企業に入社しました。入社直後から待遇面やガバナンス面などで鮮烈なギャップを感じています。
弊社で目指しているのは、大企業のよかった部分をどんどん取り入れて、大企業のような安定感・安心感をもって仕事ができる体制づくりです。
待遇面でも同業の中小企業の中でトップクラスになるように押し上げたいと考えております。
そのためには、売上を上げて、不必要なコストはカットするよう、俯瞰的に経営を見ていきます。
また、「野田屋にしかない独自の商品」を増やしていきたいです。
例えば、広島の農家から直送してもらう「ジュンサイ」という食材があるのですが、ご紹介した鎌倉のお客様に、「めっちゃよかった!!」とわざわざお礼の電話を頂きました。
漁師から送ってもらう「このわた」や「ばちこ」なんかもありますよ。
足で売り先を開拓するのも大切ですが、お客様から”欲しい”と思っていただける商品をもっと広げていきたいです。
ビジョン実現のための次なる一手とは
ービジョン実現のために現在活動していること、今後活動予定でいらっしゃることを教えてください。
すでに取り組んだことは3つあります。
具体的に今後取り組みたいことは3つあります。
家族との時間を大切にする方にぴったり:「託児所」もある!野田屋の働きやすい環境
ー向いている社員はどんな人?
家族との時間やプライベートの時間も大切にしたい方に向いている仕事だと思います。
朝は早いですが、16時には退社できることがほとんどです。
私自身も子どもと遊んだり夕食を一緒に囲んで家族とゆったり過ごしています。
もっと働きやすい環境を整えることで、仕事もプライベートも充実した人生を過ごしてほしいと思っています。
当社には、社員が誰でも利用できる託児所も用意しております。
自身も子育て中なので、パパママの気持ちがすごくよくわかるんです!
お子さんがいる方でも、安心して当社にいらしてくださいね。
目標に向かって走り続ける野田社長
ちなみに、野田社長の夢は、新潟から静岡までの415キロを8日間で走る「トランスジャパンアルプスレース」という大会に出場して、完走することだそうです!
今はコツコツとランニングで鍛えていらっしゃいます。
先が長く困難に感じても、決してあきらめずに挑む野田社長。
その姿勢は、これからも野田屋をより良くするために、ひたむきに走り続ける姿と重なります。
株式会社野田屋は、仕事とプライベートの両方を充実した生活を送ることを心がけています。
社長や上司との距離も近く、アットホームで質問しやすい環境です。
そんな職場環境で京料理を支えるお仕事をしませんか?
皆様からのご応募、お待ちしております!
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