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僕らは日本語ではなくそこから派生した違う言語を話しているという話



はじめに、このnoteはなんのために書いているのか

趣味です。たまにこうして考えたことを外に出すことで考えがまとまるし、一度アウトプットしてしまうことで同じことをぐるぐる考えなくて良くなります。

僕らは日本語っぽいけど日本語じゃない何かを話している

いやまあ、大きく分ければ日本語です。間違いなく日本語を話しているのですが、ただこんなことないでしょうか。

・よその業界の人が何を話しているかさっぱりわからない
・同じ業界のはずなのに転職してみたら同じ事象や対象に対して違う表現を使っていた
・(新卒特有)結論(≒オチ)から話せって言われる

よくありますよね。よく言われているものとしては「IT、コンサル業界横文字使いすぎ」みたいなやつです。
ただこれ、IT業界にいる身からすると、別に本当にカッコつけているわけではないのです(覚えたての人は使いたくて使ったりしてますが)
これの背景はシンプルで、彼らは日本語ではなく、日本語から派生した何かを使っているからです(IT語でもコンサル語でも◯◯◯◯チュア語でも何でも良いです)

僕らは所属する全てのコミュニティでそれぞれちょっとずつ言葉を使い分けている

人間はどんなコミュニティにおいても、そのコミュニティだけで通じる共通言語を持っています。例えば、部活をしているときに、その競技に特化した用語が使われたり、アルバイトでも用語があったり、特定の友人グループのみで使われるなぞの単語があったりします。
自分たち自身もそうで、企業にいる時、転職した時、高校の友人、バイトの友人、家族など、ちょっとずつ使う言葉を変えているはずです。

おまけ:コミュニティ特有の言葉が生まれるパターンを分けてみる

①単語が違う
これも2パターンあって、
①-a. そのコミュニティでよく発生する事象について説明する適切な単語がない(もしくは長ったらしくなる)がゆえにうまくまとめる単語を作り出す。
①-b.そのコミュニティ特有の標語のようにするため、特有の単語を作り出す。
②発音、略し方が違う
たとえばギターを弾く人ってギターの発音する時にちょっとお尻の方をあげて発音しますよね。三文字×身内感が当てはまるとお尻の方をあげる発音になりがちです。
③文法が違う
ビジネスをしていると結論から話すことを良しとしますが、飲み会だとただオチを先に話しただけになります。

せっかくなので役立つノウハウっぽいことを

と、ここまで話したように、僕らは全てのコミュニティで異なる言語を使っているわけです。逆に言えば、自分のコミュニティに新しく入ってきた人は使う言葉に100%戸惑っています。
なので、誰しも↓を意識するといいんじゃないかと思います。

・新たなコミュニティに入ったら一刻も早くそのコミュニティの単語、発音、文法を習得する努力をする
・自分たちのコミュニティに新たに入ってきた人には自らのコミュニティの特殊性を自覚して自分たちの使用している言語のことを教えてあげる

そして最後に、ビジネスで結論から話さないことと同じように、日常会話で結論から話すことを求めるとか、日常会話で横文字を使って文章で説明する工程を端折るのはシンプルにTPOをわきまえられていないだけなのでやめよう。




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