ジャズを聴き始めた頃 セロニアス・モンク
最初に買ったセロニアス・モンクのレコードが 何だったか どうも思い出せない
『ブリリアント・コーナー』『ミステリー・オーソ』『モンクスドリーム』あたりは持っていたのは覚えている
貸レコード屋が 出現して 教養として マイルス・デイビスの古い時代のレコードを借りまくっている中に 『ラウンド・ミッドナイト』があったのも覚えているし ハル・ウィナー プロデュースのトリビュートアルバムも愛聴していたのだが 初めてのアルバムが 思い出せない ということは 最初は 「何じゃこれ」で始まり ジワジワと来たんだろう
初めて聴くと 独特の間の感覚に こんな疑問が浮かぶ
「へたくそ?」
聴いているうちに
「あ この人の個性なんだ」
と気づく
次に気づくのが 曲の魅力である
スティーブ・レイシー 林栄一など モンクの曲を 積極的に取り上げるミュージシャンは多い
いかにもモンクな曲もあれば この曲 良いなぁと思って そのうち モンクの曲だと知る というバターンも多い
それで 回りまわって ジワジワと浸透してくるんだろう
モンク 恐るべし!