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水民マガジン 夜郎自大のサップ  脳内達人のパドリング講座


今回は 久々に脳内達人 略して脳達師匠に サップの漕ぎ方について語ってもらおう
 
わたし『こないだ 動画を見ていたら まあ 何種類かの動画を見たんですが 言ってることが違うんです ひとつの動画は 漕ぐ時に体を倒せと
違う動画は 漕ぎながら腰を前に出して ちょっと跳ねるような感じ みたいなことを言ってました どっちが正しいんでしょうか?』 

脳達『体を倒すっちゅうのはやなあ あんたは右漕ぎやさかい 漕ぐ時に ボードのすぐ右にパドルを入れて すぐに右腕で漕ぐんやのうて 右腕をできるだけ前に出して そこを支点にして左のTグリップを前に押すようにするんや そのときに グリップに倒れかかるようにすると 体重を使ったパドリングがでける そんな理屈や』
わたし『なるほど じゃあ パドリングの時に 跳ねるようにっていうやつは?』
脳達『それはあんた C1(Cはカヌーの頭文字で シングルブレードパドルを使ったスラローム 羽根田くんがやってたやつ)の練習をやってたから わかる思うんやが あともう少し前にボートを進めたいっちゅう時に 骨盤を前に押し出すような動きをするやろ エディー(トロ場)の中に ボートを突っ込みたい時なんかや カヌーの場合は膝立ちやさかい 前に骨盤を押し出すと 膝を介してボートに動きが伝わりやすい せやけどサップの場合は逆に 膝がクッションになって 骨盤の動きを相殺してしまう気がするなぁ あくまでも わし個人の感想やけど 
サップの場合は骨盤を前に出すっちゅうことは イコール上体を起こす動きになるはずや』
わたし『すると 体を前に倒しながら漕ぐパドリングと 骨盤を前に出すパドリングは 別物というわけですね?』
脳達『わしも最初は そう思うとってん 上体を前傾させるパドリングと骨盤を前に出すパドリングは 矛盾する と  しかし 体を倒して前傾したら 次のパドリングのために体を起こさんならんねん』
わたし『ほう』
脳達『ちゅうことはあんさん まず できるだけ前に パドルを入れます』 
わたし『ふんふん』
脳達『右手を支点にして 体を前傾して左を押し出します この時には腰を折った状態や』
わたし『はいはい』
脳達『体を前傾してパドリングをするなら サップの場合 体の横のあたりまで漕いでパドルを抜き上げるから 前傾してパドリングをした時点で まだ漕ぎしろっちゅうものがあるはずや そこを 骨盤を前に押し出す漕ぎでカバーする さらにや』
わたし『さらに 何でしょうか?』
脳達『腰を折って前傾した姿勢から 骨盤を前に押し出す ちうことは 体を垂直方向に伸ばす ゆう事になるねん ほんで この動きを使って パドルを水中から抜き上げる時に パドルの面で水をこすり上げるようにするんや ほしたら 大きなパワーちゃうけど 揚力も゙得られるワケや』
わたし『ということは 前半を前傾動作 後半を骨盤前だし動作で漕ぐっということですね』
脳達『ま そういうことや しかしやなあ ここで大事なコツを ゆうとこう』
わたし『はい なんですか?』
脳達『決して漕ごうとせんことや』
わたし『ハァ?』


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