水民マガジン スイムの見方 1 重心について
歩いている人を観察すると その人の歩く時の重心が どこにあるかを見て取る事ができる
重心が前にあるか真ん中にあるか後ろにあるか である
前に重心を置くと 足が自然に出やすく 足の無駄な筋肉を使わなくてもすむ
よく テレビの走り方教室何かで まずこういった説明がなされる
泳ぐ人をみても 重心がどこにあるかを 見て取る事ができる
きれいなフォームで泳いでいるのに なぜか進まない人を見る時に 重心の位置を見ると良い
かつてはクロールを キックをしっかりと効かせて モーター・ボートのように泳ぐ というのが提唱された時期があったと思う
ジム・モンゴメリーがチャンピオンであった時代 彼が『人間魚雷』と言われ キックが8ビートだったという
このような泳ぎ方だと 重心が後ろに寄らざるを得ないのではないか
足が浮いてしまうと キックが空回りするからだ
わたしは これを 『後輪駆動の泳ぎ』と名づけている
最近のトレンドは 身体をフラットに保ち 重心をしっかり前に置く考えなのではないかと思う
これは『前輪駆動の泳ぎ』である