vol.0124 合説が後ろにズレた時の戦い方をどう考えますか?(1/2)
採用職人の清田です。
今日のご質問は、
「合説が後ろにズレた時の戦い方をどう考えますか?」
というものです。
政府がコロナ自粛の要請を
したのが3/15までです。
リクナビは政府からの要請が出るより早く
3月末までの合説を止めると発表して
いましたが、マイナビやキャリタスは
ひとまず3/15の状況によって動きを
決めそうです。
さて、岡山ではローカルナビを持ち、
合説を運営する勇気ある会社が2/28と3/3に
合説を実施してくれました。
結果的に学生、企業共に非常に満足度が高い
と言われる会として無事終了したのですが、
きっとコロナの自粛の影響でしょうね。
合説への出展を取りやめた企業の
空いたブースがチラホラ見て取れました。
その中に知り合いの経営者がいましたので、
取りやめの理由を聞いてみたんですよね。
すると少々意外でしたけれど、
聞いてみると納得な理由が返ってきました。
「説明会とか選考会の予定を組んでいるから、
合説が一つだけ前にあっても、その後の合説から
訪れる学生と期間を合わせづらくなる。
だったらいっそ出展を取りやめて、
後々の合説に力を注ぎます。」
聞いてみたら納得の話ですね。
運営をする側からすると、
飛び石のように存在している合説は
スケジュールを組みづらくてかないません。
その経営者は清々しく
そう主張されていたので言えませんでしたが、
採用職人の心の中では
「その選択が命取りにならないことを
祈っています。」
とつぶやいていました。
どうして命取りになると
採用職人が思うのか?
それはですね、
企業は運営のしづらさや自粛規制が
出ているときにブースを出すことの
リスクを理由に静観しています。
でも、学生の頭の中にあるのは、
企業の頭の中にあるものとは違うはずです。
学生からしても、
3/15で政府の自粛規制が終わって、
合説が始まるかどうかは不安で一杯の
はずです。
ニュースを見ていても、
世界中で感染者が広がっている中、
日本の感染者は横ばいという健闘っぷりは
見えてきますが、少なくともコロナ収束
という動きはまだ見て取れません。
自粛の延長が発布される可能性が
十分にあると考えるのが自然でしょう。
だってオリンピックも延期にするか?
とか言われているんですよ?
例年からすると、
学生として夏休みになっても就活が
始まっていないなんて恐怖でしかありません。
コロナ騒動が夏を超えても
冬の訪れを感じても収束しなかったら
どうするんでしょうか?
政府からの自粛が理由で、
「コロナが猛威をふるってるから、
今年は諦めて、来年就職浪人して受けたらいいや。」
なんて考えると思いますか?
僕が学生だったら絶対に考えません。
じゃあ僕が学生の立場だったらどうするか
お伝えしましょう。
ナビを検索して、
興味のある企業の説明会の予約を入れ、
とにかく就活を進めます。
その後合説解禁となって本命企業が動き始めた
としたら、就活予行練習ができていることは
大変大きなアドバンテージになりますし、
動いた結果内定がでたら、
保険という心のゆとりを持ちながら
本命企業の受験ができる。
これは学生からすると、
デメリットのない選択です。
となると、
いつ再開するかわからない合説を
待っていると、知らぬ間に就活を
終えている学生がどんどん増えていき、
合説に集まる学生がものすごい勢いで
減っていくことが予想されます。
想像してみてください。
選考が進んで2次選考や最終選考
という選択肢を持っている学生が、
改めて合同説明会に足を運ぶということが
どれほど面倒なことかを
そうなると学生はどういう判断を
するでしょうか?
あらかじめ本命として考えていた
企業以外のブースに足を運ぶでしょうか?
解禁した合説に本命企業が出るとしたら、
その企業のブースだけ行って、
帰ってしまわないでしょうか?
可能性は十分にあると
思っています。
次回、まだ合説に出展していない企業が
どうしたらいいのか?の持論を展開していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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