vol.0027 しばらく若い人が入社していないのですが、新卒採用は可能ですか? (2/3)
前回からの続きで、
新入社員が入社したい企業に求める
条件の中で、本人たちが言葉にはできない
けれどなんとなく感じ、それが意思決定の
要因の多くを占める
自己肯定欲求と、承認欲求の
解説から始めていきます。
自己肯定欲求は、
貢献感から生まれます。
自分はその集団において、
確かに力を発揮できている。
与えられる自分である。
と感じられることです。
一言でいってしまうと、
活躍できているのか?
ということです。
承認欲求は、人から満たしてもらう
ものなのですが、
承認欲求が満たされる集団というのは、
その集団が自分を
・必要としてくれている。
・大切にしてくれている。
・注目をされている。
・耳を傾けてくれる。
・理解してくれる。
ということがあります。
就活生と年齢の近い人のいない組織では
ここに大きな課題を抱えます。
話をしていても、
自分の感覚と、会社の人の感覚が違う。
そう感じることがたくさんあると、
就活生は考えてしまいます。
ここでは自分の承認欲求は満たされない
かもしれない。
もちろん明確に承認欲求という単語を
頭に浮かべながら考えているわけでは
ありません。
心理を学んだ学生くらいは
思うかもしれませんが、
普通は、言いしれぬよそもの感
という感覚があるくらいです。
本能的に承認欲求が満たされない
リスクを察知しているのでしょうね。
なので、
採用時点では、採用するための人の
協力を得るという強硬策に出ることで、
解決したりします。
自社のことを語る言葉を自社だけで
考えるのではなく、
プロに頼んでPRするツールを作り、
そのツールで採用していくという方法です。
この方法を取っている会社は多いですよね。
場合によっては、僕のようなコンサルタントと
契約をして、採用時点の支援をしてもらう
という選択を取る会社もあります。
そのため、こと採用時点ということだけを
考えると、外部の力を借りて入社してもらう
は実現することができます。
問題は次の
【入社後の活躍と定着】の難しさです。
切りがいいので、
次回に回します。
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