vol.0126 全国転勤を希望してくれる学生はどうやって採用しますか? (1/2)
採用職人の清田です。
今日のご質問は、
「全国転勤を希望してくれる学生はどうやって採用しますか?」
というものです。
質問者様の拠点は若干閉鎖的で、
地元の学生は、地元での就職を希望し、
そして転勤のない仕事を求めることの多い地域である
ということを付け加えておきます。
全国を3つの地域に分類をします。
1つ目は全国から求職者が集まる
いわゆる都会です。
2つ目は地元に産業が少なく、
多くの学生が大学進学、ないしは就職時に
県外へ出ていく地域。
そして3つ目が質問者様の拠点でもある
地元にある程度の産業があり、
地域住民は地元志向が強く、
ある種、その県だけで経済が成り立つ
地方都市です。
全体の構図としては、
2つ目の地域の大部分の学生と、
3つ目の地域の一部学生が
1つ目の地域を目指し就職する
という形になります。
こういう構図があることを前提に考えると、
全国転勤を希望する学生を採用するには、
2つの方向性があります。
①そもそも全国転勤を求む学生を県外から採用する
②地元志向の学生に全国転勤のモチベーションをかける
簡単なのは①です。
特に2の地域に住む学生の中には、
「職がないから県外には出ないといけないけれど、
都会に出るのは少し怖い。地元に近くてある程度
栄えている地域に就職がしたい。」
という志向がある学生が一定数いるからです。
この学生を採用するとしたならば、
狙う地域の高校や大学に求人票を送り、
関係をつくるということが一つ。
自社の拠点のある合同説明会に出展し、
その合説に県をまたいで参加する地方学生の
就活を支援するための施策を謳う方法が一つ。
地方から何回も出てくると交通費や時間の負担を
かなり強いることになるため、
交通費負担などをしてあげたり、
選考日程や回数の工夫をし、
なるべく負担を減らすようにするだけで、
選考の参加しやすさが変わります。
そして全国展開のナビに、
嘘のない範囲で〇〇県出身者多数
といううたい文句で、その地域の学生を
狙い撃ちにする文章で構成する方法が一つ。
全国ナビにその内容を掲載していると、
少し変わった思考を持つ、
1の地域から応募をしてくれる学生も
たまにいます。
元々全国転勤に対して、
ネガティブな感情を持たない学生を狙うのが
一番オーソドックスな方向性と言えます。
次回
②地元志向の学生に全国転勤のモチベーションをかける
という教育的視点を入れた採用方法について
ふれていきます。
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