vol.0128 本業が忙しくて採用に人が割けないのですが、何かいい方法はありませんか?(1/3)
採用職人の清田です。
今日のご質問は、
「本業が忙しくて採用に人が割けないのですが、何かいい方法はありませんか?」
というものです。
この悩みは特に中小企業だと
ある話でございますね。
経営者一人で採用活動をしているケース
基本は経営者一人で、
採用のタイミングで事務方の女性が受付として
対応されるケース
経営者一人に加えて、
採用担当者という人を一人用意するケース
特に増税につぐ増税で、
経済が冷え込み続ける日本では、
1円多く稼ごうと思ったら、
他社の所得を1円奪わないといけない。
他社も奪われたくないですし、
むしろ奪いたいと思っているわけですから工夫をする。
その結果モノやサービスを買う消費者としての
僕たちは高品質なものを安く手に入れることが
できるというメリットは享受していますけれど、
ビジネスをする側としては大変な時代でございます。
話が逸れましたけれど、
そんな時代ですから採用担当者に限らず、
直接収益を生まない間接部門に
人を何人も配置するなんてことはできない。
だから採用活動に人を割くのが難しい
ということになるのですね。
まぁ今年は例外として、
コロナショックの影響で本業が
めっきり暇になってしまったという
企業様もあるかと思います。
その場合には将来のことを考えて
採用は控えるかな?と考えられてしまう
かもしれませんが、
人数は減らしても採用をするのであれば、
手厚い人員配置をすることができるだろうなと
そう想像しています。
質問者様は今年が乗り切れたらそれでいい
という発想ではなく、今後も続くであろう
採用担当者不足にどう対応していくか?
ということを考えてのご質問でしょうから、
それを踏まえて回答していけたらと思います。
まず根本的なところとして、
「採用担当者はある程度人数がいた方が好ましいのか?」
という疑問から解消していきます。
採用担当者にはいくつかの役割というものが
あります。
①学生との窓口として応対やリスト集計
②学生と人間関係をつくりオンリーワンにしていく
③採用選考を設計する
④採用選考を運営する
⑤関係者をアサインする
これらの役割をすべて1人の担当者に
任せるというのはなかなか大変なものです。
ブランド企業であり、
学生が何もしなくとも自社を求めてくれる
という企業でしたら、
①④⑤
の3つくらいの役割で済みますので、
そんなにクリエイティブな力は必要ありませんが、
自社がブランド企業ではなく、
まず学生が自社を知らないという前提から
知っていただき、魅了していくことが
求められる企業でしたら、
①~⑤のすべての役割を
全うしていきたいところですよね。
理想的には、
①を事務が得意で人当たりの良い方にお願いをし、
②④を人を巻き込んでいけるような採用担当者にお願いをし
③⑤を経営者が担う
3人体制くらいにしたいところです。
①を事務の方
②~⑤を経営者
の2人体制でもいいかもしれませんし、
採用職人が支援に入ると
①③④は採用職人が取り、
②と⑤を経営者ないしは採用担当者の方に
してもらうことで人数を抑えるという
ことはしています。
そうですね、
採用時期だけでも外部の人の力を借りる
アウトソーシングを考えるのも一つの手
じゃないですかね?
採用のための人を雇おうと思ったら、
いくら繁閑がはっきり分かれていると言っても
12か月分の給料を支払うことになります。
それだったら、
2~4か月分外注費でプロの力を借りる方が
よっぽど安いでしょうからね。
「採用担当者はある程度人数がいた方が好ましいのか?」
という疑問に対しては、
「好ましい」
という回答をさせていただきます。
次回は採用選考を分解して、
どこにどのように人を当てるべきか?
どのように人を減らせるかを論じていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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