vol.0093 そろそろ就活解禁が近づいてきましたが、リクルーターに何か学ばせておくことはありますか?(2/2)

前回は、2週間という限られた期間の中で、
身に付けてもらうのは、
意識、行動、考え方という一瞬で変わる部分だと
いうところまでお話をしました。


じゃあ、採用チームのリクルーターとして、
身に付けておきたい意識、行動、考え方は
何があると思いますか?


何が正解とかはないですけどね、
採用職人だったら自信の醸成をしたいと
考えます。


我々人間は一人では生きていけません。
誰かと協力することで社会を存続させる
社会性動物なのです。

誰かと協力するということを考えたら、
人は皆平等で同じなのか?
と言われると、そうではないですよね。

ある場面場面を思い浮かべてもらいたいのですが、
単純に二人の人間がいるとしたら、

そこには、
影響を与える人
影響を受ける人
に分かれることになります。

自信の高い人の現実が、
自信の低い人の現実を作ります。

つまり、
学生と相対した時に、
リクルーターのマインドが

「うちの企業のブースになって、
 学生は座ってくれないよなぁ」

というものだったら、
学生に影響を与えられてしまうほどの
自信レベルとなっています。

この状態で合同説明会を迎えてしまうと、
自社のブースに元々訪れたいと思っている
学生は、その学生の現実通り学生が
座ってくれると思いますが、

もともとは自社のブースに立ち寄るつもりなんて
なかったという学生に対しては、
学生の現実通り、やっぱり座らないという
状況になることでしょう。

言葉を選ばすに言ってしまうと、
そのリクルーターの存在価値は
学生の行動に影響を与えられるほどには
存在していない

と言わざるを得ません。

そりゃ困っちゃうってものです。
学生だって準備して合説に参加する子だって
いるわけですから、
何社かあらかじめ回る会社を決めている
ということはあるでしょう。

けれども、
僕はいままで一人たりとも、
「このブースの説明だけは絶対に聞かないようにしよう」

というブラックリストを持って
合説に臨んでいる学生と出会ったことが
ありません。

そして稀にですね、
自分が元々行くと決めたブース以外は
絶対に回らないと決めて、
頑なに自分のリストを守ろうとする学生も
いますけどね、

そんな学生は稀です。

そして、考えても見てください。

現実というのは想像上の世界ではありません。
ラプラスの悪魔でない限りは、
すべての物理法則を予測しきるなんて
できないのです。

何が言いたいかというと、
現実世界では想定外というものが
いくらでも起こります。

その想定外に対して、
柔軟に対応できる人材が今求められている人材であり、
周りの状況がいかに変化しようが、
当初決めた計画から変更する気がない
という人材は、はっきりいって
プログラムと変わりません。

パソコンで十分です。

なので、そんな稀なケースで、
未来に不安のある学生は
ほっといてもいいのです。


多くの学生は、数社行くところは決めていても、
なんか面白そうな会社があれば、
予定になくてもブースに訪れて話を聞き、
話を聞いてよかったら、単独説明会にも
足を運ぼうと考える学生です。

その学生に対して、
健全な影響力を行使して、
他の会社のブースではなく、自社のブースに
学生が立ち寄りたいと思ってもらえるような
関わりができるとリクルーターとして
とても優秀と言えます。


この二週間という短い期間で、
リクルーターの方々に身に付けてもらいたいのは、
ずばり自信ということです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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