vol.0079 今の世代はモチベーションかかったりすることあるんですか?(2/3)
前回は、
うちの会社が求めていた
・企業様に対する採用コンサルティング
・企業様に納品する採用ツールの制作
・就活生が自分の描きたい未来を描くための塾運営
をすべて担い、
黒光りするダイヤモンド・ブラック企業に
入社を決意してもらうだけのモチベーションをかけた
採用が成功したという結果だけお伝えしました。
その内情をお伝えしていきます。
その学生は、
もともと何もこちらからのメッセージを
しなければ、絶対にうちに入社をするような
志望ではありませんでした。
国立大学の教育学部
英語を専攻しており、
在学中に約一年間海外留学までして、
もう絶対に英語教師になるよね
という王道な歩み方をされていました。
うちの選考過程は少し特殊で、
本人の想いがうちの会社にあるないは
全く関係なく、自分たちが心の底から求める
自分の未来と強烈に向き合わせるということを
していました。
「すべての前提条件を無視できるとして、
自分が成りたい人に成れるとしたら、
どんな職に就きたいですか?
また、どんな夢を実現したいですか?」
と、聞きます。
その学生から出てきた想いは、
ご自身の専攻とは全然違うものでした。
「私は小さい頃から絵を描くのが好きだった。
でも、高校も大学もそんな勉強していないから、
定年退職してから60歳を超えてから、
世界をめぐり、地域地域で自分が描いた絵を
買ってもらいながら世界一周をするのが夢です。」
思わずツッコまずにはいられませんでしたよね。
「えっ?定年退職までの間は絵とかデザインに
一切触れないで、そこから勉強するの?
それ時間がもったいなくない?」
そうです。
能力を身に付けようと思ったら、
情熱を傾けて注いできた時間の総和
をコントロールしないといけません。
40年間英語教師をしたとしたら、
積み重なる能力は英語を教える能力であり、
絵やデザインのスキルではないのです。
40年間がもったいないと僕が思うのも
無理はないと思いませんか?
質問の答えは
「そりゃできれば絵やデザインの仕事に
就きたい気持ちはあります。でも・・・」
出てきた言い訳は、
・親や親族からの期待は安定した教師という道
・自分には無理という自信の欠如
・絵やデザインの勉強を専門でしてきた人には勝てないという思い込み
こんなこと言っていいのかどうか
わかりませんけどね、
言わせてもらいました。
「親や親族が望んでいるのは、本当に教師になることなの?
僕は違うと思うね、親や親族が望んでいるのは、
心の底からあなたが幸せだと言える未来であって、
その時に就いていた職業が教師でなくなって、構わない。
逆に、十数年後、親や親族のためにした職業選択で
あなたがうつうつとしながら働いていたとしたら、
そっちの方が親や親族は悲しむ。
自分たちのせいで、この子の幸せを奪ってしまったと
後悔させてしまう。
あなたは、自分の人生をかけて叶えていきたい道は
どっちなんだ?自分の心に嘘偽りなく誓える未来は
どっちなんだ?」
その学生は、
うちでデザインを磨きながら、
その他のすべての仕事を担うと決意し、
入社を決意してくれることになったのは、
ここから2か月後のことでした。
モチベーションをガッツリとかけて、
内定者になった学生がどのような動きをしていくのか?
次回をお楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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