vol.0021 理想の組織ってどんな組織ですか? (1/3)

採用職人の清田です。


今日の質問は、前回ふれた
理念やビジョンについて解説をしていた時に、


「理想の組織ってことを考えたら、
理念やビジョンだけでは不足なんですよね。」


という僕の前振りから生まれたQです。


理想の組織って
抽象的な言葉ですよね。


採用職人としては、
抽象的で良い部分はそれで良いですが、
こういう目標になる目指すものは、
もう少し具体化して実現までの道筋を
立てていきたいという願望があります。


僕は、理想の組織を、
「求職者から憧れられて、社員が誇りに思う組織」
と定義しています。


採用職人ですからね、
当然採用の思考は入るわけです。


でも、こんな組織ってよくないですか?


多くの人が
「いいなぁ、あの組織に入れたらどんなに
嬉しいだろうか。」
と考えて応募してくれる。


そして働いている社員は、
「いや、外からみたらそう見えるかもしれないけど、
中にいると、見たくない部分が見えるよ。。。」
なんて言わないわけです。


「絶対に辞めたくない。この組織の一員として、
日々働けていることを私は誇りに思います。」


そんな風に素で言ってくれる組織です。

ともすればファンタジーの世界に
見えるかもしれません。


現実はそんな理想論では説明できない
ことなんていくらでもあるよ。


そんな風に思ってしまわれる人も
いるかもしれませんよね。


しかし、
きれいごとを貫き通して人生の幕を閉じたい
という思考を持っているので、
実現に向けて


「求職者から憧れられて、社員が誇りに思う組織」


をもう一段階具体化していきたいと思います。


1.理念
2.ビジネスモデル
3.採用
4.教育
5.評価のしくみ


この5つがバラバラに存在しているのではなく、
一気通貫でつながっている組織は
理想の組織だなぁと思うわけです。


もう少しわかりやすく解説していきます。


まず
【1.理念】に関しては、
「vol.0018~0020理念とかビジョンとか作っている会社が多いのですが、どれだけの効果があるのですか?」
の中で解説しているので、
気になる方はそちらをご覧ください。


ビジョンは理念にくっついていると思ってください。


理念という
目指すべき大目的がびしっと定められている
ということがスタートになります。


次に
【2.ビジネスモデル】という少し組織と関係あるか
どうか疑問に思うかもしれません。


しかし超重要でございます。


ビジネスモデルというのは、
言葉を変えると「儲かるしくみ」です。


もう少し平たい言葉を使うと、
・何を売ってお金をいただいているのか?
・どんなサービスを提供してお金をいただいているのか?
・何を製造してお金をいただいているのか?
ということです。


このビジネスモデルというものが、
健全に回っている状態だと、
社員がやるべきことを一生懸命
実行することで売上があがり、利益が出て、
給料として分配され、会社は成長していく。
というプラスのサイクルが回ります。


しかし、ビジネスモデルが、
すでに少し時代遅れになってしまって
いると簡単ではありません。


働いている社員の誰もが、
何をどうしたら収益があがるのか?
というメカニズムが理解できていないのです。
ある種、職人的勘をもとに、
収益を作れる人もいるけれど、
多くの部署は目標未達を繰り返してしまう。


これは、
目標としている水準が
現行のビジネスモデルからすると
高過ぎるということです。


理念を実現するために
実行するビジネスモデル。


このビジネスモデルが健全であれば、
社員からするとやったらやった分だけ
成果が出るということを経験できるため、
働く喜びを得られやすいことになります。


誰だって、
自分が一生懸命やった仕事が
「何の意味があったのだろう」
なんて思いたくないわけです。
「あ~今日もいい仕事したなぁ」
という毎日が送りたいのです。


そういう意味で、
この不景気な現代ビジネスモデルの
見直しが必要な会社は多いように
感じています。


少し長くなってしまいましたが、
今日は【2.ビジネスモデル】まで解説を
進めました。


次回は【3.採用】です。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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