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「私のジャンルに神がいます」のシーズン2の始まりがバトコア界隈の話で嬉しい。

「私のジャンルに神がいます」のシーズン2が始まっていた。


しかも自分が一番好きなみつばさん、むぎさんのバトコア界隈(『界隈って言えるほど人いないですけどね』)の話だ。

むぎさんがみつばさんに嫉妬していたのは意外だ。

「素晴らしき過疎ジャンル」では過疎ジャンルで読まれないことについては悟っていた感じだったけど、色々あってあの境地に達したのか。

(引用元:「私のジャンルに『神』がいます」真田つづる 株式会社KADOKAWA)
*むぎさん、かわいい。

今回は後からジャンルに入ってきたみつばさんにむぎさんが嫉妬して「いなくなってくれないかな」と思ってしまい、自分のことを「最低だ」と落ち込む。

一巻でも思ったけれど、この話の登場人物は「最低」の基準が高い。

七瀬と柚木も、おけパや綾城を妬む自分を「最低」と思うけど、内心で思ってしまうのは仕方ないと思う。

柚木もリアルで会った内輪で愚痴っている?だけだ。

交流の姿勢についてまであれこれ言うのはどうかな、とは思うけど、自分の感情が嫉妬だと認めて、綾城よりも凄いものを書くんだという気持ちに嫉妬を昇華したのは、むしろ凄い。

ナツメみたいなことをしてしまったら自己嫌悪に陥るのもわかるが、柚木もむぎさんもぜんぜん最低じゃないと思うけどな。


評価が気になる気持ちにフォーカスする話が多いのも気になる。
解釈違いで喧嘩になる話とか返しにくいマロが来た話とか、もう少し色々なあるあるがありそうなだけれどな。

数字がまったく当てにならないかと言うと、そんなことはないけれど、数字を絶対的な評価に還元するのもそれはそれで実態に即していないと思う。

数字は一見絶対的なものに見えてノイズが多いので、それだけにここまでこだわるのは、個人的にはちょっと不思議だ。

自分が書いたものの中でさえ、これとこれでなぜこちらのほうがブクマがつくのかわからない、ということは多いし、今まで読まれていなかったものが、突然読まれたりすることもある。

その場合はそのことに関連するイベントが何かあったり、影響力のある人がたまたま見つけてくれたなど、自分の力量は余り関係ないと感じることが多い。

個人的な実感としては、ネットの海に流しておいて、一年後くらいに誰かが読んでくれるかも、くらいの気長で気楽な姿勢でいいと思う。

評価や他人との比較で自己嫌悪が高じて苦しくなって止めよう、と感じる人が多いとしたら、止める止めないは本人の自由とは言えもったいない。

……と思うから、友川が作った本を捨てようとしたときにそれを止めたみつばさんがいいなと思う。

(引用元:「私のジャンルに『神』がいます」真田つづる 株式会社KADOKAWA)

むぎさんがみつばさんと出会う(だろう)次話が楽しみだ。

みつばさんもむぎさんの作品を読んでいたんじゃないかな。
もしくはむぎさんの作品を読んで、バトコアにハマったとか。

色々考えてニヤニヤしてしまう。

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