5期目の振り返りと6期目の抱負
こんにちは,Carat CTOの斎藤です.
2016年末にアパートの一室で立ち上げたこの会社も,昨年の12月で6期目を迎えました.
期が変わってすでに1ヶ月が経っており,やや出遅れた感がありますが,今回は自分が6期目に何を達成したいかについて書きたいと思います.
目標をパブリックにすることで,自分のモチベーションを高めるハックです.
5期目の振り返り
前の期に何をやったか分かると今期の抱負も理解しやすいと思うので,まず5期目について振り返りたいと思います.
ちなみに,弊社代表の松本も昨年末に振り返りを書いています(5期目のみならず起業から今に至るまでの内容です).興味がある方はこちらもご覧ください.
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5期目は主に,「研究開発」と「開発のバトンタッチ」に注力した1年でした.
研究開発への投資
昨年は個人的に博士課程に進学し,弊社サービスのGLITに関連する研究テーマに取り組み始めました.
「大学院での研究で機械学習やレコメンデーションの知識とスキルを磨き,GLITでの実践を通してビジネス上の課題や研究アイデアを得て,それをまた研究に活かす」
こんな感じのサイクルを回すことでアカデミックと会社,両方に貢献したいと思い始めたことでした.
まだ大学院に入学して1年満たないですが,今のところこの目論見は成功はしていると感じています.
GLITの推薦アルゴリズムはより精巧になり(と言ってもまだまだですが),A/Bテストのサイクルも回り始めました.
大学院の研究も,想定していたよりはずっと順調に進んでいます.こちらはまた追々論文などの形で公開していければと思います.
開発業務のバトンタッチ
研究開発に時間を割くために,これまで自分が担っていたアプリやAPIの開発業務を委譲していくことにも力を入れました.
具体的には,主に以下のようなことをしていました.
エンジニアメンバーのオンボーディングフローの改善
要件に対してtoo muchだったSaaSから,内製のよりシンプルなシステムに切り替え,キャッチアップコストを削減
ドキュメンテーションの整備
メンバーとのコミュニケーションを増やし,フォローアップを厚く
幸い弊社でお手伝いいただている方々が優秀ということもあり,一昨年に比べ体感5割くらいの開発業務はバトンタッチできたんじゃないかと思います.
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とまぁこんな感じで,概ねやりたかったことが出来た5期目でしたが,一方で反省点もあります.
それは,サービスが成長したことにより今のシステムの一部が限界を迎えつつあり,それに起因する障害がしばしば発生したことです.
昨年はチームの頑張りにより,サービスのトラクションが大きく伸びた1年でした.
MAUは2倍に
掲載求人数は5倍に
応募数は4倍に
しかし,この成長に合わせたシステムの改修を思うように進められなかったのが自分としては反省点でもあります.
6期目の抱負
5期目の成果・反省を踏まえて,今期は次の2点に注力したいと考えています.
GLITの成長基盤構築
5期目の反省点に対して今期は真正面から向き合います.
向こう3年は安心してアプリケーションレイヤーの開発に集中できるようなシステムに作り変えていきます.
あとは引き続き研究開発にも注力したいです.
スタートアップの戦略としてはNG例に入ってしまうと思いますが,GLITはニッチを狙わずユーザも求人も広く集めており,現状のレコメンデーションはユーザや求人の属性によって良し悪しにムラがあります.
なので,色々な属性のユーザや求人が今後入ってきても良いマッチングを提供できるように,レコメンデーションも引き続き改善していきたいです.
新規事業の立ち上げ
今期は会社として新規事業にもチャレンジします.
どういった内容かはまた追々発表できればと思いますが,久々のスクラッチ開発になるのでGLITとは別の意味で楽しみです.
GLITの立ち上げ当初は色々と経験不足だったので,かなり回り道をして今の状態までたどり着きましたが,次は今あるスキルを活かしてスピーディに事業を立ち上げたいと思います.
おわりに
以上,6期目の抱負でした.
来期はもっと大きな目標を掲げられるよう,今期は一層頑張っていきます.
最後にお決まりですが,弊社では転職活動における負をいっしょに解消してくれる仲間を募集しています.
下記の募集ポジションにぴったり当てはまらなくとも,少しでも興味を持った方は斎藤のTwitterまでお気軽にご連絡ください.
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