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第1回 14の行動を身につける
ご挨拶と自己紹介
皆さん、こんにちは。小野昌彦と申します。私は、37年以上になりますが、不登校児童生徒支援の臨床活動、研究、著作活動を行っているものです。1988年に筑波大学大学院の修士課程在学中に不登校の生徒さんと関わる機会を得て以来、児童相談所、スクールカウンセラー、学校及び教育委員会の不登校対策アドバイザー、研究機関相談室等の機関で相談支援活動を行ってきました。そして、この度2024年10月17日に不登校の子どもたちと保護者の皆さんの支援を主目的とした一般社団法人子どもの成長実感支援センターを設立しました。
この法人の目的は、不登校児童生徒とその保護者を対象に社会的自立、再登校と再登校維持を目的とした相談活動を、不登校支援者を対象に研修を実施することです。「成長実感」という言葉を用いたのは、子どもたちの社会的自立、再登校及びその維持というのは、「日々子どもたちが昨日の自分より今日の自分が成長したと実感することの積み重ねの結果である」ということを長年の臨床経験において見てきたからです。
この法人の相談活動における支援方法の大きな特徴は、学術的な証拠と再登校支援実績(学術的には、8ヶ月以上の継続登校を「再登校」と定義しています)があるということです。その方法論とは、行動療法に基づき多くの不登校児童生徒の社会的自立、再登校及び再登校維持を支援してきた包括的支援アプローチです。最新版は、2025年の論文に掲載されています。この包括的支援アプローチは、150の論文、著書、学会発表等として公表されており、多くの学校や市、町単位で適用され、不登校児童生徒の学校復帰の望みを叶えたり、不登校数の減少に貢献しています。
noteを開設した目的 ―社会的自立、再登校の為の14の行動を身につけることの普及―
私のnote執筆の目的は、たった一つです。それは、再登校を望んでいる子どもたちとその保護者に14の行動習得が大事であることを普及させることです。そして、その結果として、子どもたち、保護者の皆さんの悩みが解消され元気になっていただくことです。
毎回、読者の皆さんに学術的根拠に裏付けられた温かいメッセージをお届けできるよう頑張ります。今回の記事では、この14の行動をご紹介します。
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