L'akébi
画像、ピンボケだ…
近所では珍しいフルーツ、あけびを見つけた。
大昔、町内の山で野生のものを見かけたことがあるようなないような。
全く知らないものではなかった。こんなに大きかったかな。
何種類かあるみたいなあけび。異種交配で結実するみたいですよ。
なので、種はすんなり処分。
そして食べるところは種の周りの甘い部分の認識だった。
間違っていないようで、種は食べにくいし飲み込まないように、周りの透明なつやつやした部分を舌を使って漉しとっていただきました。
ジンベイザメがアミを食べる要領、ちょっと違うかな、イメージはそんな感じで。
色と言い、割れ方といい、ちょっとハロウィーンを想像した。
きれいな紫色、花もえんじ色みたいで、なかなか秋めいてますね。
主な産地は山形県、新潟県など。山歩きをしたら天然物が見つかるのでしょうか。このような立派なものはきっと上手に育てられたもの。ゲットしたのもスーパーですから。
絵描きさんのデッサン材料のイメージも。色も形も素晴らしい。
ネットで調べても外国語表記が akebi quintana、タイトルのフランス語もまんまで、もしかしたら日本固有のフルーツでしょうか。
シンプルでも割と強めの甘さの種周りを味わって、種はしっかり吐き出して、種と一緒にその他の部分を捨てる予定でした。
なんてもったいない果実とか思って、苦渋味の皮とワタ果肉部分は利用できないかとネットで検索…無知でした素人でした。
やはり食べられないことはなかった。けどそのままでは苦かったり渋かったりで無理なので、アクを抜いて調理するらしい。
そりゃそうだ、全体の半分以上を捨てるなんて、今どきにも反している。
色々と手の込んだレシピをネット先生はご提供してくださりますが、マイチョイスはシンプルな甘味噌炒め。
皮のまま食べやすい大きさにカットして水にさらして、熱湯1分以上であく抜き。水を少し切ります。
味噌、砂糖、酒、みりん すべて大さじ1。素晴らしい分量。
仙台みそ、奄美黒糖、白ワイン、本みりんでこさえました。
油をひいて熱し、あけび君を先にある程度炒めて、仕上げに調味料類をアルコールと水分がいい感じでとんだら完成。
ごはんと残り豚汁であら昼ごはんに。
やわらかい食感とほんのり残る苦みが、甘い味噌にからんで満足納得のおかずに変身。夜だったら日本酒だったかも。
ネット先生に救われました。捨てずにすんだつか捨てようとした自分をものすごく責めましょう反省です。
あけびを覚えた秋。在来種かも、大切にありがたく。
もっとフルーツが知りたくなりました。
ありがとうございます。