「頼るのが苦手」はもう卒業!過度な責任感を手放す、とっておきの方法
これまでのnoteでは、こんなことを書いてきました。
「どういうわけか、頑張りすぎてしまうんです。」
という方に向けて、
・他人・他力をフル活用して、もっと楽に生きてみませんか。
・他人・他力をフル活用して、もっと、自分の人生を楽しみませんか。
と。
そこで、素朴な疑問が出てきます。
頼るのが大事なんて、分かっているよ。でも、簡単に他人に頼れないから困っているんだよ。
今日のnoteでは、「他人・他力に頼る心理的ハードルの手放し方」をお伝えすることにしました。
今日のnoteは、こんな方向けです
頼りたいけど、うまく頼れない
頼りたいけど、ひとに説明するより、自分の方が分かっているから、自分でやったほうが早いし、楽。でも、いっぱいいっぱい
他人頼っているあの人は、羨ましい。でも、自分が頼っている姿は想像できない
こんなことで悩んでいる方におすすめです。
「頼る」心理的ハードルを下げるヒントをお伝えします
うまく「頼ることができない」のは、なぜか、理由をお伝えします
他人に頼れない自分にさようなら!頼るという心理的ハードルできるヒントをお伝えします。
このnoteを見て、今日から生まれ変わる!なんてことは、残念ながら起きません。でも、ちょっと明日から、読んだ内容を意識してみる。そして、明後日、もうちょっと意識してみる。
そうすることで、このnoteを読む前後で、「頼る力」がどんどんアップすることができるはず。
頼れないのは、なぜ
頑張りすぎる。しかも、自分の仕事は置いておいて、困っている他人をつい、助けてしまう。
これは、なぜなのだろうか。
このnoteで、アンパンマンにみる、自己犠牲をしてまでも他人を助ける『アンパン思考』が原因の1つではないか、と書きました。
この思考が、どうも日本人の根底というか、重要な価値観として、ベッタリと張り付いている。だから、この思考を手放そう、っていう話です。
そして、ここからが今日のnoteの本番です。
ちょっと疑問が出てきました。
『アンパン思考』があるのは、理解した。でも、つい、「他人を助けてしまうこと」と、「他人に頼れないこと」は、イコールなのか、と。
似ているけど同じではないはず。だって、困っている人を助けてるひとでも、うまく他人や他力に頼れるひともいるからです。そういう方って、仕事バリバリできたりしますよね。
同じではないけれども、どうも、この2つの事象を生じさせる問題の根底は同じ気がするのです。
やっぱり、どちらも、過度な責任を持ちすぎることで原因ではないか。
わたし自身の経験や、色々な自己啓発やビジネス書を読みあさった結果、これにたどり着いています。
なかなか頼れないひとの思考回路は、
・自分を犠牲にしても、困っているひとを助ける
→ 助けなければ、そのひとが困って大変だ
→ 自分が助けなければ、大変なことになる
= 他人の問題を、自分の問題にしがち
・自分が困っているけれど、他人に頼れない
→ 頼ることが悪いことだと感じる
→ 自分の仕事や問題は、自分が解決すべき&他人に迷惑をかけたくない
= 自分の問題は、自分だけの問題
という回路になっている気がします。
他人の問題も、自分の問題も、責任を持ちすぎていることが、頼れないことの原因。ということで、今日のnoteは進めていきます。
「過度な責任感」を手放せないとどうなる
過度な責任感を手放せないとどうなるか。身に覚えがあるかたも多いのではないでしょうか。
・あの人が困っている、自分が助けてあげないとどうなるか分からない!
・この仕事、自分がやらなきゃ、だれがやるの!?
・家事や育児、あれもこれも誰もやってくれない!わたしがやらなきゃ!
その結果、
・毎日いっぱいいっぱいでバタンキュー
・本当にやりたいことが全然できない!
・あれもやらなきゃ!ああ!時間がない!
・いや、そもそも、やりたいことってなんだっけ・・・?
最後の、「やりたいことって、なんだっけ」まで言ってしまうと、重症です。この余裕がない日本社会では、自分のことが分からない状態になってしまうことも、しばしばありますよね。
こんな状態だと、「過度な責任感」に押しつぶされ、毎日頑張っているけど、自分の人生、これで良いんだっけ?の『努力迷宮』に迷い込んでしまいます。
さあ、「過度な責任感」を手放そう
今日限りで、『努力迷宮』に陥る、過度な責任感を手放したい!そんな方は、これから出てくる画像を脳内にインストールしてくださいね。
え、脳内?
怖い?
大丈夫です、これからちゃんと説明しますね。
1)自分が一番大切にすべき、責任
この虎は、「あなた」です。この虎の周囲を囲む、オレンジ色の円。これが、あなたが1番責任を持つべき範囲です。
え?どうゆうこと?
わたしたちは、自分自身に一番、責任をもつ必要があります。当たり前と思うかもしれませんが、実は、これができていない人もいる。
例えば、自分の健康。具合が悪い、なんだか痛い、変だ。これは、あなたにしか分かりません。他人は気づいてくれるかもしれませんが、「気づいてくれない、あなたが悪い!」ではないんです。もちろん、痛みや変化が出にくい病気もありますので、気付かない自分が悪いとは言えませんが、定期的に病院にいく、健康的な生活をおくるという行動を選ぶのは、あなた自身です。
つぎに、自分の気持ち。自分の気持ちを大切にするのも、あなたにしかできません。「気持ちは言わなくても、察してほしい」も、他人への過度な期待です。あなたは、あなたの気持ちを大事にして、わかってほしいなら、言葉で伝える責任があります。そして、自分の機嫌は自分で取る、ということもあなたの責任です。
そして、行動。なにをするか、しないかを選択するのも、あなたの責任です。「教えてくれなかった!」ではなく、今日、何を選択して、行動するか、しないかはあなたの責任です。
と、ここまで読むと、胸がぎゅーっと、苦しくなる方がいるかもしれません。ですが、あなたが一番、責任を持つべき部分は、この部分ということです。
誤解を招く可能性があるので、補足しますが、世の中の、「自己責任論」とは、別と考えてください。
いわゆる、「自己責任論」は、ざっくり言うと、自分の行動が起こしたことによって生まれる結果は、すべて自分の責任である、という考え方です。
このnoteで説明している責任は、「自分が、いちばん持つべき責任の範囲」なので、この考えとは違います。ですので、なんでも、自分の行動に責任を持てよ!自己責任だろ!というつもりは、毛頭ありません。
2)第2、第3の責任範囲
自分のつぎに、家族が大事だ!というつもりも毛頭ないのですが、多くの方にとっては、自分が所属するコミュニティのうち、一番関わりが大きいのは、家族というコミュニティですよね。つぎに、家族の責任範囲をお伝えしていきます。
つぎに、脳内インストールしてほしい画像はこちら。
虎は「あなた」でしたね。あなたの家族は、「牛さん」です。
虎の周囲のオレンジの円は、あなたが一番責任を持つべき範囲、でした。
牛さんにも、もちろん、牛さんが1番責任を持つべき範囲を持っています。牛さんの健康、気持ち、行動など、あなたと同様です。
その外側に、うっすら、黄色の円が見えてきました。
この黄色の円が、「家族コミュニティの責任範囲」です。
例えば、家族との時間。家族とどういった時間を過ごすか、どこに行くか、何をするか、どんな気持ちで過ごすか。この家族コミュニティの責任は、それぞれの家族がみんな持っているものです。言い換えれば、みんなでこの責任を共有している。
だから、あなたひとりが、この責任を負いすぎる必要はないのです。
例えば、家事。あなたひとりでやっていませんか?もちろん、仕事と家事を分担する家庭もあるでしょう。でも、家事も仕事も、家族みんなでもつ責任と捉えてはどうでしょうか。家事を多く分担してくれているから、その時間、仕事ができている。仕事をしてくれているから、家事をする時間ができている。家事だけでなく、仕事も、お金の問題も、家族みんなが持っている責任範囲内のことだと考えてみましょう。
繰り返しになりますが、あなたひとりが、家族の責任を負いすぎる必要はないのです。
問題があれば、みんなで話し合って解決する。だって、家族みんなが持つ責任だからです。
では、つぎに進みましょう。
つぎに、脳内インストールしてほしい画像は、こちら。
うさぎさんです!
ではなく、家族コミュニティに続いて、多くの方が所属するであろう、職場コミュニティです。職場がない方は、所属している地域やオンラインのコミュニティでも良いですね。考え方は同じです。
うさぎさんは、「職場のひと」です。
うさぎさんも、虎さんと同じく、オレンジ色の自分の責任範囲、黄色の家族の責任範囲を持っています。みんなそうだよね。
その円の外に、緑色の円が出てきました。
これが、職場コミュニティの責任範囲です。
職場コミュニティなので、もちろん仕事のこと、がでてきます。
例えば、売上目標。「自分がやらなければ、だれがやる!」という心意気をお持ちのみなさん。責任は、職場みんなにあります。そのプロジェクトチームなら、そのメンバーみんなの責任です。もちろん、仕事の分担はあるけれども、できないことがあれば、相談して、みんなで解決する。だって、その責任は、あなた一人にあるわけではないからです。
例えば、飲み会。いやいや幹事にさせられた飲み会が、イマイチ盛り上がりにかけても、それはみんなの責任。そう思っても良いのではないでしょうか。
ちなみに、家族コミュニティの責任と、職場コミュニティの責任は、第2、第3の責任範囲としました。これは、どちらが優先という話はありません。それは、個々人が判断するものだと思います。
ここでお伝えしたかったのは、あくまで、「責任」って個人で持ちすぎる必要はないよ、みんなの責任ってこともあるという考え方です。
3)責任範囲のイメージをインストールできたら
先ほどの、3つの責任イメージですが、まとめるとこんな図になります。
ひとは、それぞれのコミュニティで責任を持っている。けれども、一番責任を負うべきは、オレンジの「自分の責任」。そのつぎに、家族や職場など、複数人で負う責任があり、それは、みんなで負う責任なんだよ、ということを示した図です。
だから、その責任は、本当に自分だけにあるのか、と意識することが、他人に頼る心理的ハードルを下げるための第一歩になるはず。
もちろん、すべての責任をほっぽって良い、ということではありません。
あくまで、自分ひとりで責任を負いすぎてしまうことをやめよう、ほかの人が関与する責任範囲の問題は、個人1人で解決するのではなく、ほかの手段で解決すべきもの、ということです。
ちょっと、今日のnoteは、説教がましくなってしまいました。
何でも頑張りすぎてしまうことでお悩みの方、この責任範囲のイメージを、ふとした瞬間に思い出してみてください。
そして、意識してみてください。
「自分がやらなきゃ!」という世界から、徐々に、世界が変わると思いますよ。
ぜひ、やってみてください。
なお、さりげなく、「個人も問題は、社会の問題」と入れましたが、これは、こちらのnoteで触れています。
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